2022.02.19
「あれだけ入ると、止められたくなくなるし、打ち続けるものなのさ。全部のショットがいい感触だった。スリーを2本ミスしたけど、それでさえいい感じだったんだ。相手は僕にクリエイトさせたくなかったから、僕はそうしたのさ」。
そう語ったのは、ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチ。2月11日(現地時間10日)のロサンゼルス・クリッパーズ戦で、22歳のオールスターガードは試合開始からショットの雨を降らせた。
第1クォーターだけでフィールドゴール成功率76.9パーセント(10/13)、3ポイント成功率70.0パーセント(7/10)の計28得点と大爆発。マブスはクリッパーズに112-105で勝利し、ドンチッチは試合全体でキャリアハイの51得点に9リバウンド6アシストをマーク。
もっとも、マブスはトレードデッドラインにクリスタプス・ポルジンギスをワシントン・ウィザーズへ放出し、スペンサー・ディンウィディー、ダービス・ベルターンスを獲得。ポルジンギスは2019年1月にニューヨーク・ニックスから移籍し、19-20シーズンから今季で3シーズン目を迎えていた。今季はここまで平均19.2得点7.7リバウンド2.0アシスト1.7ブロックを残しており、マブス2番手の得点源として活躍していた。
ドンチッチは「もちろん、KP(ポルジンギスの愛称)がいなくて寂しくなるだろう。彼はいくつものケガを乗り越えてきた。今シーズン、彼は(ここ数年で)ずっといい状態にあった」と語りつつ、「NBAはビジネスなんだ。彼には将来の幸運を祈っている」と切り替えており、こうも話していた。
「ベルターンスは素晴らしいシューターだ。ディンウィディーはボールプッシュできるし、点も取れるからね。僕はどんな動きを見せようと、彼ら(マブスのフロント陣)のことを信頼している。僕には最高のチームメートたちがいると思うんだ。僕らはいいバスケットボールができていると思う」。
マブスにはドンチッチと新加入2選手のほか、ジェイレン・ブランソンやティム・ハーダウェイJr.、ドリアン・フィニー・スミス、レジー・ブロック、マキシ・クリーバー、ドワイト・パウエルといった選手たちがいるものの、スター選手として知られるのはドンチッチのみ。
それでも、ジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)は「私は勝利する道を見つけ出し、選手たちを成功というポジションへ導くコーチだ。2番目のスターがチームにいなくても、このチームの選手たちはそれぞれの役割をハイレベルにこなしていかなければならない。かつてそういうチームがチャンピオンシップを勝ち取ったのを見てきたはずだ」と話しており、ドンチッチ中心の布陣に自信をのぞかせていた。
マブスは11日終了時点でウェスタン・カンファレンス5位の33勝23敗。プレーオフ出場圏内におり、4位のユタ・ジャズ(34勝21敗)とは1.5ゲーム差と、4位に浮上することも十分可能な好位置にいる。
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