2022.02.27

MJのプレーを観て得点を量産したジャ・モラント「たぶんそれが一役買ってくれたね」

ブルズ戦でキャリアハイの46得点を奪ったモラント[写真]=Getty Images
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「僕は観たんだ。で、そこからスコアリングが始まった。たぶんそれが一役買ってくれたね」。

 メンフィス・グリズリーズジャ・モラントは、2月27日(現地時間26日、日付は以下同)のシカゴ・ブルズ戦の第3クォーターだけで20得点の爆発を見せた。

 その要因について聞かれると、スーパースターのMJことマイケル・ジョーダン(元ブルズほか)のプレーがモチベーションになったことを明かし、笑みを見せながらこうも話していた。

「そうだ。マイケル・ジョーダンのビデオを観たんだ。タイムアウトの時にね。あれが後押ししてくれたのさ」。

 22歳のオールスターガードは、この試合でも変幻自在のボールハンドリングと緩急をつけたドライブを駆使して相手ディフェンダーをすり抜けてレイアップやフローター、空中で360度回転してレイアップを決めるなど絶好調。チームメートたちが作り出したチャンスやスペースから3ポイントも決めるなど大暴れを見せ、グリズリーズは最終スコア116-110で勝利を飾った。

 この試合でモラントが積み上げた得点はなんと46。キャリアハイであり、マイク・ミラー(元グリズリーズほか)が2007年に樹立した45得点を抜き、レギュラーシーズンにおけるフランチャイズ史上最多得点記録を塗り替えた。

 さらに、モラントは今季5度目の40得点ゲームを達成。『ESPN Stats & Info』によると、グリズリーズの選手が1シーズンで複数回の40得点超えをマークしたことは過去になく、球団史上初の快挙となっている。

 この勝利でグリズリーズは今季戦績を42勝20敗としてウェスタン・カンファレンス3位を堅持。2位のゴールデンステイト・ウォリアーズ(43勝17敗)とのゲーム差を2.0まで縮めており、その勢いは増すばかりだ。

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