2022.03.02

自己最多の52得点を奪ったグリズリーズのモラント「チームの皆が信じてくれている」

スパーズ戦で52得点をマークしたモラント[写真]=Getty Images
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「チームメートたち、コーチたちに感謝している。彼らが僕を信じてくれているし、僕が正しいプレーをするんだと世界中に確信を持ってくれている」。

 メンフィス・グリズリーズのオールスターガード、ジャ・モラントは3月1日(現地時間2月28日、日付は以下同)のサンアントニオ・スパーズ戦後にそう語り、感謝を口にした。

 27日のシカゴ・ブルズ戦で、キャリアハイかつレギュラーシーズンにおけるフランチャイズ史上最多記録となる46得点をたたき出した男は、この日もアタックモードで得点を量産。

 ヤコブ・パートル越しに強烈なダンクを炸裂させたり、前半終了間際にスティーブン・アダムズがバックコートから放り投げたスローインをフロントコートのベースライン越しで受け取ってそのままブザービーターとなるショットを決め切るなど絶好調。試合全体で52得点に7リバウンド2アシストと暴れ回り、グリズリーズを勝利(118-105)へと導いてみせた。

 モラントはこの試合でも持ち前の身体能力とボールハンドリング、さらにはチームメートたちのスクリーンやスペーシングでドライブのコースを見つけてペイントエリアへ入り込み、レイアップやフローターを次々と沈めていったのだが、3ポイントが高確率で決まったことも見逃せない。

 ブルズ戦では成功率75.0パーセント(3/4)、スパーズ戦では“ロゴスリー”や助走をつけてドライブすると見せかけてプルアップスリーを綺麗に放り込むなど4本全て決めていた。

 敵将グレッグ・ポポヴィッチHC(ヘッドコーチ)は「彼は申し分ない選手だね」と切り出し、モラントを絶賛していた。

「それ以外になんて言える? 彼はただアスレティックなだけじゃない、皆が『彼はアスレティックだ』と言い、なかには『彼は普通とは違う存在だ』と言う。彼は速すぎる…とね。でも彼はディシジョンメイキングができる。コートで何が起こるのか分かっているのさ」。

 この日も超絶プレーで会場を何度も沸かせたモラントだが、前半終了間際のプレーについては「たぶん、もう2度とできないプレーかもしれない」と明かしていた。

 モラントが率いるグリズリーズはこの勝利で今季戦績を43勝20敗へと伸ばし、ウェスタン・カンファレンス3位の座を堅持。2位のゴールデンステイト・ウォリアーズ(43勝18敗)まで1.0ゲーム差まで迫ってきた。

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