2022.03.15

ウォリアーズ対ウィザーズのジャパンゲームズが決定…カリーが日本のファンへコメント

ウォリアーズのカリーは日本について「ゲームに対する情熱、ゲームへのエナジーにはとても驚いた」と語った [写真]=Getty Images
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 3月15日。楽天グループ株式会社とNBAが、「NBA Japan Games 2022 Presented by Rakuten」の開催を発表。ゴールデンステイト・ウォリアーズとワシントン・ウィザーズが、9月30日と10月2日にさいたまスーパーアリーナでプレシーズンゲームを2試合行うこととなった。

 ジャパンゲームズは1990年から2019年にかけて、これまで7度、計14試合が開催されており、前回の19年にはジェームズ・ハーデン(現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、ラッセル・ウェストブルック(現ロサンゼルス・レイカーズ)が所属していたヒューストン・ロケッツと、同年の覇者トロント・ラプターズが激突。10月8日の第1戦は134-129 でラプターズ、10日の第2戦では118-111でロケッツが勝利を飾り、2試合で計4万人以上を動員。

 今回のジャパンゲームズは、NBAでも屈指の人気を誇るウォリア-ズと、日本人として史上初となるドラフト1巡目指名を受けた八村塁が在籍するウィザーズという、ともに初参戦ながら“ドリームマッチ”といっても過言ではない対戦カードになったと言っていい。

 ステフィン・カリーというリーグ最高級のスーパースターが君臨するウォリアーズは15、17、18年の覇者であり、15年から19年まで5年連続でNBAファイナル進出を果たした強豪。クレイ・トンプソンドレイモンド・グリーンというコアメンバーに加え、今年オールスターデビューを飾ったアンドリュー・ウィギンズや成長株のジョーダン・プール、大ベテランのアンドレ・イグダーラといった選手たちがいる。

 一方のウィザーズでは八村のほか、オールスター選出3度を誇るブラッドリー・ビールや元オールスタービッグマンのクリスタプス・ポルジンギス、20年にレイカーズで優勝を経験したカイル・クーズマケンテイビアス・コールドウェル・ポープが在籍している。

 ウォリアーズではこれまでカリー、グリーン、イグダーラ、ケボン・ルーニーに来日経験があり、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)とグリーンは昨夏の東京オリンピックにアメリカ代表として出場して金メダルを獲得。アシスタントコーチとして東京五輪へ臨んだカーHCは現在、アメリカ代表の指揮官にもなっている。ウィザーズではビールに来日経験があるのだが、やはり注目は八村がウィザーズの選手として日本でプレーすることだろう。このチームには日本語公式アカウントもあり、15日の15時時点で7万3000人以上と、多くのツイッターフォロワー数を誇っている点も見逃せない。

 今回のジャパンゲームズ開催に伴い、カリーは来日した時のことや日本のファンについてこう話している。

「ゲームに対する情熱、ゲームへのエナジーにはとても驚いた。どれだけ多くの人たちが観てくれているのか、それにバスケットボールに関わるカルチャーにも驚かされたよ。日本の皆はゲームを通じてそれぞれクリエイティビティとカルチャーを見せてくれるんだ」

 現在、NBAはレギュラーシーズン終盤戦に差し掛かっている。ウォリアーズは3シーズンぶりのプレーオフ返り咲きが確実視されており、18年以来の覇権奪取がゴールとなる。ウィザーズはプレーイン・トーナメントへ参戦し、2シーズン連続のプレーオフ進出が現実的な目標というのが現状。今季終了後、両チームのロースターには変動もあるかもしれない。

 もっとも、ここまで挙げてきた選手たちの中で、今夏制限なしフリーエージェント(FA)になるのはイグダーラとルーニーのみで、両チームとも主力の大半は来季も契約下にいるだけに、約半年後のジャパンゲームズを楽しみに待ちたいところだ。

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