2022.04.26
4月22日(現地時間21日、日付は以下同)。ウェスタン・カンファレンス2位のメンフィス・グリズリーズと7位のミネソタ・ティンバーウルブズによるプレーオフ ファーストラウンド第3戦は、ホームのウルブズが好スタートを切る。
第1クォーターを39-21で終えると、続く第2クォーターでも攻め立て、前半残り10分28秒でスコアは47-21と、この試合最大となる26点差をつける。グリズリーズも負けじと前半残り約5分から15連続得点で巻き返し、44-51と7点差に詰め寄ってハーフタイムへ。
だが第3クォーターに入るとウルブズが再び加速し、残り3分10秒で79-54とリードを25点まで引き延ばす。それでも、グリズリーズは徐々に点差を詰め、第4クォーター残り8分33秒にデズモンド・ベインの3ポイントで83-83の同点に追いつくと、リードが入れ替わるシーソーゲームの末に104-95の大逆転勝利を収めた。
『ESPN Stats & Info』によると、ここ25年間のポストシーズンにおいて、25点リードを手にしたチームは380勝8敗で勝率97.9パーセントを残していた。だがジャ・モラントが「僕らは皆、時計がゼロになるまでゲームが終わることはないと分かっている」が評したグリズリーズはアウェイゲームで見事にひっくり返してみせた。
シリーズ戦績を2勝1敗としたグリズリーズでは、7本の3ポイントを沈めたベインがゲームハイの26得点に6リバウンド2ブロック、ブランドン・クラークが20得点8リバウンド、モラントがプレーオフとしては球団史上初のトリプルダブル(16得点10リバウンド10アシスト)に3ブロック、ディロン・ブルックスとタイアス・ジョーンズがそれぞれ11得点を記録。
オールスターガードのモラントはこの日、トリプルダブルこそ残したものの、フィールドゴールは18投中成功わずか5本(成功率27.8パーセント)と不調。それもあって「(チームメートたちが)もっと多くのリスペクトを得るべきだし、彼らがフロアでやっていたことを認めるべき。僕らはリーグで最も層の厚いチームなんだと信じている」と語り、仲間たちとチームが誇る選手層の厚さを誇らしげに語っていた。
一方のウルブズでは、ディアンジェロ・ラッセルが22得点5リバウンド8アシスト、アンソニー・エドワーズが19得点7リバウンド、パトリック・ベバリーが14得点5アシスト3スティール2ブロック、マリーク・ビーズリーが11得点、ジャレッド・バンダービルトが10得点13リバウンド3スティールを残すも、シリーズ2連敗となった。
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