2022.04.26

今季MIPに輝いたジャ・モラント「チームとしての努力だという気がしている」

今季リーグ2位の戦績を残したグリズリーズのモラント[写真]=Getty Images
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 4月26日(現地時間25日、日付は以下同)。メンフィス・グリズリーズのオールスターガード、ジャ・モラントが2021-22レギュラーシーズンの最優秀躍進選手賞(以降、MIP)を獲得した。

 今季MIPのファイナリスト(最終候補)に名を連ねたのは、モラント、デジャンテ・マレー(サンアントニオ・スパーズ)、ダリアス・ガーランド(クリーブランド・キャバリアーズ)の3選手。いずれも今季オールスターへ初選出(マレーのみ代替)された若手ガードたち。

 だがリーグ2位かつ球団史上最高タイとなる56勝26敗を残したグリズリーズに対し、スパーズはウェスタン・カンファレンス10位の34勝48敗、キャブズはイースタン・カンファレンス8位の44勝38敗で、プレーイン・ゲームに敗れてプレーオフ進出を逃していた。

 最終的に、モラントが計221ポイント、マレーが計183ポイント、ガーランドが計178ポイントと、3選手に大差がついたわけではないものの、グリズリーズがリーグトップクラスの戦績を残したことが決め手になったのかもしれない。

 それは「間違いなく成功したという証だね。でも今回の受賞は、チームとしての努力だという気がしている」というモラントの言葉からも伝わってくる。

「この球団、そしてチームとして、僕らは自分たちの勤勉さをたくさん見せてきた。僕らは互いにプッシュし、全員が良い選手になろうと努めてきたんだ。このチームには絶対に満足などしないというマインドセットが備わっていると思う。だからこそ、このアウォードで同じチームから3人も投票されたのさ」。

 モラントの言葉どおり、グリズリーズは100のスポーツライターと放送関係者による投票で、デズモンド・ベインが計74ポイントで5位、ジャレン・ジャクソンJr.が3ポイントで10位に入っており、チームが飛躍を遂げたことがモラントのMIP受賞につながったと言えるだろう。

 一昨季に新人王を獲得し、今季MIPという新たな称号を手にしたモラントが見据えるのはMVP。「それがゴールだ」と語った22歳は、グリズリーズを球団史上初のチャンピオンへと導くべく、これから先も成長を続けていくに違いない。

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