2022.05.16
4月30日(現地時間29日、日付は以下同)。プレーオフ ファーストラウンドで唯一決着がついていなかったメンフィス・グリズリーズとミネソタ・ティンバーウルブズによるシリーズ第6戦が行なわれ、グリズリーズが114-106でウルブズを下した。
「このシリーズはまさにバトルだった。僕らはどの試合も激戦になるだろうと分かっていたんだ。だから皆が一丸となって集中し、最初からエナジーを持ち込まなければならなかった。実際、第2戦を除けば、勝利した試合はどれもすごく荒れ模様の勝利だった。でも僕らはやり遂げたんだ」。
グリズリーズのオールスターガード、ジャ・モラントがシリーズ後にそう語っていたように、このシリーズでグリズリーズは第2戦こそ124-96で快勝したものの、そのほかの3勝はいずれも2ケタビハインドを背負う展開のなか、第4クォーターで逆転に成功。
第6戦でもウルブズが最大13点差をつけ、試合時間残り4分37秒の時点で2点リードしていた。だがそこからグリズリーズはブランドン・クラークのフリースロー1本、デズモンド・ベインの3ポイント、モラントのレイアップで4点リードを手にし、そのまま勝ち切った。
「僕らはどんなスコアになろうと、いつだって自信があるんだ。僕らは幾度となく0-0へ対処してきたのだから」とモラントはチームとしての自信をのぞかせていた。
この日はそれぞれ5本の3ポイントを沈めたベインとディロン・ブルックスがともに23得点、ジャレン・ジャクソンJr.が18得点14リバウンド2ブロック、モラントが17得点8リバウンド11アシスト、クラークが17得点11リバウンド5アシスト3ブロック、タイアス・ジョーンズが10得点4アシスト。
「僕らがもっといいスタートを切れていたらとは思うよ。僕らだって、自分たちを窮地に追い込みたくはない。でもこのチームはそこから戦えるように対応するんだ。勝利する方法はさまざまで、僕らはそれを理解しているのさ」とブルックス。
2015年以来初の1回戦突破となったグリズリーズがカンファレンス・セミファイナルで戦う相手はゴールデンステイト・ウォリアーズ。レギュラーシーズンでは3勝1敗と勝ち越しているとはいえ、プレーオフとなると話は別。
それでも、モラントが「何度も2ケタ点差になろうと、僕らは巻き返して勝利してきた。このチームは第4クォーター終了後にスコアボードがゼロになるまで、ゲームが終わることはないと理解している」と話したように、グリズリーズには粘り強さがある点が強みの1つと言えるだろう。
グリズリーズとウォリアーズによるウェスト準決勝は、5月2日に幕を開けることとなる。
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