NBA史上初の快挙！ 一昨季の新人王グリズリーズのジャ・モラントが今季のMIPに選出

　4月26日（現地時間25日、日付は以下同）。NBAは2021－22レギュラーシーズンの最優秀躍進選手賞（以降、MIP）に、メンフィス・グリズリーズのジャ・モラントが選ばれたことを発表した。

　キャリア3シーズン目の今季、モラントは足や足首、ひざを痛めるなど57試合の出場に終わったものの、いずれも自己最高となる平均33.1分27.4得点5.7リバウンド1.2スティールにフィールドゴール成功率49.3パーセントを記録。アシストこそ自己最少の6.7本になったとはいえ、オールスターに初選出されるなど自己最高のシーズンを送った。

　グリズリーズに所属する選手として球団史上初のMIPに選ばれた22歳のヤングスターは、19－20シーズンに新人王も獲得しており、この2つのアウォードに輝いたNBA史上初の選手に。

　また、今季のグリズリーズは12－13シーズンと並ぶ球団史上最高タイとなる56勝26敗をマーク。チームがフェニックス・サンズの64勝18敗に次ぐリーグ2位の好成績を残したこともあり、超人的なプレーの数々と共に投票を後押ししたと言っていいだろう。

　モラントは38の1位票を含む計221ポイントを獲得。2位には計183ポイント（1位票20）でデジャンテ・マレー（サンアントニオ・スパーズ）、3位には計178ポイント（1位票11）のダリアス・ガーランド（クリーブランド・キャバリアーズ）がランクイン。

　ファイナリストには名を連ねなかったものの、ゴールデンステイト・ウォリアーズで飛躍を遂げたジョーダン・プールはガーランドを上回る15もの1位票を獲得して計131ポイントで4位に入っている。

　今季MIPで投票権を持つ100のスポーツライターと放送関係者から得票された選手たちは下記のとおり。グリズリーズからはモラントに加え、デズモンド・ベイン、ジャレン・ジャクソンJr.と計3選手が名を連ねた。
※チーム名は略称、【】内の数字は1位票の獲得数

■2021－22レギュラーシーズンのMIP投票結果

１位：ジャ・モラント（グリズリーズ／【38】／計221ポイント）
２位：デジャンテ・マレー（スパーズ／【20】／計183ポイント）
３位：ダリアス・ガーランド（キャバリアーズ／【11】／計178ポイント）
４位：ジョーダン・プール（ウォリアーズ／【15】／計131ポイント）
５位：デズモンド・ベイン（グリズリーズ／【7】／計74ポイント）
６位：タイリース・マクシー（シクサーズ／【6】／計52ポイント）
７位：マイルズ・ブリッジズ（ホーネッツ／【3】／計38ポイント）
８位：アンファニー・サイモンズ（ブレイザーズ／計13ポイント）
９位：ロバート・ウィリアムズ三世（セルティックス／4ポイント）
10位：ジャレン・ジャクソンJr.（グリズリーズ／3ポイント）
11位：ジェイレン・ブランソン（マーベリックス／2ポイント）
12位：マックス・ストゥルース（ヒート／1ポイント）