2022.04.28
イースタン・カンファレンス第1シードのマイアミ・ヒートと、プレーイン・トーナメントを勝ち上がって第8シードを勝ち取ったアトランタ・ホークスによるプレーオフ ファーストラウンドは、シリーズ第3戦を終えてヒートの2勝1敗とした。
4月23日(現地時間22日、日付は以下同)に行なわれた第3戦。ヒートは約27分間に渡ってリードを保ち、第4クォーター残り9分6秒の時点で14点リードを手にしていた。
だがホームに戻ったホークスは、そこからベンチ陣が奮起して点差を詰めていき、残り3分33秒で同点に追いつく。その後リードが入れ替わるなか、エースのトレイ・ヤングが残り5.5秒に決勝弾となるフローターを沈めてホークスが111-110でシリーズ初勝利。
ホークスでは「僕が打ったんだ。決まらないだろうと疑うことは全くなかった」と試合後に語ったヤングが24得点8アシスト、ボグダン・ボグダノビッチが18得点8リバウンド6アシスト2スティール、ディアンドレ・ハンターが17得点、ケビン・ハーターとデロン・ライトがそれぞれ13得点、ダニーロ・ガリナーリが11得点、オニエカ・オコングが9得点6リバウンド2ブロックをマーク。
敵将エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)は「ヤングはアングルを少し変えて、タフなランナーを決めてみせた。彼はあれを簡単に決めているようにみえるが、フルスピードからあのタッチで決めるのは決して簡単なことじゃない」とヤングを称えた。
23歳のオールスターガードは、ヒートが敷いてきたディフェンスに苦しみ、第1戦で6ターンオーバー、第2戦ではキャリアワーストの10ターンオーバーを犯していた。だがこの第3戦ではターンオーバーをわずか3本に抑えてみせた。
「僕はただ、ボールを大切に扱って、オフェンス面でチームにショットするチャンスを与えたかった。僕はそれを続けていかなきゃいけない。これはまだ1試合に過ぎないんだ。また同じことをしていかないと」。
ヒートから1勝をもぎ取ったとはいえ、一矢報いただけでヤングとホークスが満足することなどあり得ない。2戦連続で激戦が続いていることから、25日の第4戦でも両チームは白熱したゲームを演じるはず。
そこでヤングが2連勝をもたらすのか、それとも第3戦の終盤にショットを落としたジミー・バトラーがリベンジするのか。ヒートとホークスによるシリーズはまだまだ続く。
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