2022.05.17
イースタン・カンファレンス第1シードのマイアミ・ヒートは、4月23日(現地時間22日、日付は以下同)に行なわれた8位のアトランタ・ホークスとの第3戦で110-111と惜敗し、プレーオフ ファーストラウンド初黒星を喫した。
だが25日に行なわれた第4戦を110-86で快勝し、3勝1敗でカンファレンス・セミファイナル進出に王手をかけた。この試合、第1クォーターこそホームのホークスが26-25でリードして終えるも、続く第2クォーターにヒートが30-15と一気に形勢逆転。
特に第3戦の終盤に逆転をかけて放ったショットを落としていたジミー・バトラーが、第2クォーターだけで13得点の荒稼ぎ。試合全体でもゲームハイの36得点に10リバウンド4アシスト4スティールの大活躍。
ヒートはカイル・ラウリー(左ハムストリングの張り)をケガで欠いていたのだが、バム・アデバヨとPJ・タッカーがそれぞれ14得点8リバウンド、マックス・ストゥルースが12得点5リバウンド、ゲイブ・ビンセントが11得点4アシストと、先発全員が2ケタ得点を残し、チーム全体で6ターンオーバーに抑えてみせた。
第2戦の45得点5リバウンド5アシストに続いて、第4戦でも大活躍したバトラーは「皆が俺の耳に『アグレッシブでいろ! もっとショットを打て!』と入れてくる。今夜は良い日になった。俺たちはあと1つ、勝たなきゃならない」と次戦に向けて意気込んだ。
一方のホークスは「彼らは基本的に、我々をペリメーターでプレーさせていた」とネイト・マクミランHC(ヘッドコーチ)が語ったように、ペイントエリアにおける得点で26-48と大差をつけられてしまった。
「相手はヘルプしてすごい仕事をしている。僕をペイントへ入れさせなかったんだ。これは相手を称えないといけない。僕らはどうやってオープンな状態を作ることができるかを理解し、僕がチームメートたちにクリエイトしないといけない」。
第3戦で見事な決勝フローターを放り込んだヤングは、試合後にそう振り返ったとおり、この試合ではフィールドゴール成功率27.3パーセント(3/11)、3ポイント成功率30.0パーセント(3/10)の計9得点5アシストに5ターンオーバーと、ヒートのディフェンスの前に封じられてしまった。
27日に行なわれる第5戦は、再びマイアミで行なわれることとなる。シリーズ決着を狙うヒートを下し、ホークスは長引かせることができるのか。
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