2022.06.09

不振の続くグリーンにあのレジェンドがぴしゃり…「対戦相手に集中する必要がある」

不振の続くグリーン(右)にピストンズのレジェンドが反応 [写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 6月9日(現地時間8日)に開催されたNBAファイナルの第3戦。1-1のタイで敵地へと乗り込んだゴールデンステイト・ウォリアーズだったが、最終クォーターでの失速が響き100-116でボストン・セルティックスに敗れ、2勝目を先取された。

 この試合、ステフィン・カリーは31得点4リバウンド2アシスト、クレイ・トンプソンは25得点3リバウンド3アシストと好調なパフォーマンスを披露したが、ウォリアーズのもう1人の核であるドレイモンド・グリーンは2得点4リバウンド3アシストと、控えめなスタッツで終了。また、第2クォーターには相手のグラント・ウィリアムズと小競り合いを起こすシーンも見られるなど、試合とは違う方向に意識が向いていたのかもしれない。

 GAME3のリーグ公式放送には、セルティックスで2度優勝を果たしたセドリック・マックスウェル(1981年のファイナルMVP)と、デトロイト・ピストンズで2度王座に輝いたアイザイア トーマス(1990年のファイナルMVP)がゲスト出演していたが、グリーンのプレーぶりにトーマスは「集中力が欠けている」と語った。

NBAファイナルで優勝を果たすには、精神的な強さと、相手の攻防を理解する100パーセントの集中力が必要です。それを失ったとき、今夜のような試合で、34分に出場し2得点4リバウンド3アシストという成績を残すことになるのです。NBAファイナルとはそういうものですよ」

 第1戦を108-120で落とした翌日、グリーンは自身のポッドキャストで敗因について語っていたが、トーマスは「意識が他のことに向いてしまっている」とも発言している。「彼はジェイソン・テイタムジェイレン・ブラウンマーカス・スマートではなく、ポッドキャストのことを考えているのでしょうか。コートで対戦している相手に集中する必要があると思います」とピシャリ。

 もちろん、グリーン自身もパフォーマンスの悪さを悔いていたようで、試合後の会見では「リズムをつかむことができなかった。力不足だけど、もっと早く波に乗らないとね」と振り返っている。トーマスの苦言を跳ねのけるためにも、グリーンにとって第4戦は再起をかけた重要なゲームになりそうだ。
 

ドレイモンド・グリーンの関連記事