2022.07.24

昨季マブスでウェスト決勝へ進出したフィニー・スミス「すべての経験が面白かった」

マブス在籍6シーズン目を終えたフィニー・スミス[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 7月23日(現地時間22日)。ダラス・マーベリックスドリアン・フィニー・スミスのインタビューが『Mavs.com』へ掲載された。

 ヴァージニアテック大学、フロリダ大学で計4シーズンをプレーしたフィニー・スミスは、2016年のドラフトで指名されなかったものの、同年7月に複数年契約を結んでマブスへ加入。

 キャリアを重ねるごとにプレータイムと得点を伸ばしていき、昨季は80試合の出場で平均33.1分11.0得点4.7リバウンド1.9アシスト1.1スティールに3ポイント成功率39.5パーセント(平均2.2本成功)をマーク。

 チームは昨季プレーオフでフランチャイズ史上5度目のカンファレンス・ファイナル進出を果たし、29歳のフォワードは平均38.2分11.7得点5.5リバウンド1.9アシストに3ポイント成功率42.6パーセント(平均2.6本成功)の好成績を残し、チームのポストシーズン勝ち上がりを後押し。

「プレーオフで味わったすべての経験が面白かった。僕はそれを楽しんだんだ。このチームの皆が楽しんだのは分かっているよ。けど僕らはもっと先へ進みたいね」。

 フィニー・スミスは自身初のファーストラウンド突破を果たした昨季プレーオフをそう振り返り、「チャンピオンシップを勝ち取りたい。僕はそのためにやっているし、皆もそうさ」とNBAチャンピオンになることをゴールに掲げていた。

 マブスは今夏、第2の得点源ジェイレン・ブランソンがフリーエージェント(FA)となってニューヨーク・ニックスへ移籍したことで戦力ダウン。ただ、6月のトレードでトレイ・バークボバン・マリヤノビッチを含む計5選手を差し出し、ヒューストン・ロケッツから実力派ビッグマンのクリスチャン・ウッド、FA戦線ではベテランセンターのジャベール・マギーの獲得に成功。

 ドラフト当日のトレードではサクラメント・キングスから昨季Gリーグ・イグナイトで平均19.5得点4.3リバウンド3.6アシスト1.2スティールを残したジェイデン・ハーディーを獲得。足のケガのため昨季途中から戦線離脱したティム・ハーダウェイJr.が戻ってくれば、ブランソン流出のダメージをある程度カバーできるかもしれない。

 そんななか、フィニー・スミスはウッドとマギーの加入によって、昨季いずれもリーグ24位に終わったオフェンシブ・リバウンド(平均9.3本)とリバウンド(同43.0本)が向上すると話していた。

「僕はこのチームがリバウンド面で大きな飛躍を見せる気がしている。彼ら(ウッドとマギー)が僕からオフェンシブ・リバウンドをたくさんもぎ取ってくれるといいね」

「リバウンド面で、このチームはずっと良くなることを願うよ。僕らにはそれが必要なんだ。バックボードで苦しんでいたから、ディフェンスと共に良くなっていくんじゃないかな」

 また、昨季平均17.9得点10.1リバウンド1.0ブロックに3ポイント成功率39.0パーセント(平均1.9本成功)を残したウッドについて、フィニー・スミスは「僕らにまた新たな武器が加わった気がしている」と期待を寄せていた。

 今季の予想スターターは、バックコートにルカ・ドンチッチとハーダウェイJr.、フロントコートにはレジー・ブロック、ウッド、マギーという布陣。ベンチにはスペンサー・ディンウィディーフランク・ニリキナ、ハーディー、ジョシュ・グリーン、フィニー・スミス、ダービス・ベルターンスドワイト・パウエル、マキシ・クリーバーがおり、プレーオフ進出は十二分に狙える戦力と言えるだろう。

 ドンチッチが絶対的な中心に変わりないものの、新加入選手たちやケガから戻ってくる選手、ルーキーがかみ合えば、決して油断できないチームとなるに違いない。

ドリアン・フィニー・スミスの関連記事

BASKETBALLKING VIDEO