2022.08.31
ラッセル・ウェストブルックは、NBAの歴史を振り返っても稀有なポイントガードの1人である。瞬時に相手を置き去りにする爆速的なスピードと驚異的な身体能力は、プレーメーカーに似つかわしくないスキルセットであり、ブロディのリムアタックはガードしなければイージーバスケットに、ヘルプにいけばアシストが記録され、全盛期の同選手を守る術は実質的には存在しなかったと言える。
しかし、トリプルダブル製造機が未だにリングを獲得できない最大の理由は、オフェンスの非効率性にあるのかもしれない。スリーポイントがリーグでも平均以下のクオリティであることに言い訳の余地はなく、キャリア平均のフィールドゴール成功率43.8パーセントも、同じリーグトップのガード陣と比較するとやや物足りなさを感じる。
フィールドゴール成功率の低さは、タイミングの悪いジャンパーが大きく貢献しているかもしれないが、レイアップのミスも大きな要因のひとつかもしれない。
『Fadeaway World』が紹介した『Crazy Stats』のデータによると、ウェストブルックは1996-97シーズン以来、リーグで最もレイアップを失敗しており、その数はキャリア合計で2898回にも及ぶという。
Russell Westbrook has missed the most lay-ups since the @NBA started tracking play-by-play data (in 1996-97).
Russell Westbrook – 2,898 missed lay-ups
LeBron James – 2,617
Carmelo Anthony – 2,563
Allen Iverson – 2,301
Antoine Walker – 2,165 pic.twitter.com/x4nMEG1KWT— Crazy Stats (@NBAcrazystats) July 28, 2022
また、2位以下にはレブロン・ジェームズが2617本、カーメロ・アンソニーが2563本で続き、昨季のロサンゼルス・レイカーズ組みがトップ3を独占。しかし、LBJとメロはウェストブルックよりも5シーズン長くリーグに在籍しており、前者はウェストブルックよりも345試合、後者は239試合多くプレーしていることを忘れてはならない。
昨シーズンは目を逸らしたくなるようなジャンパーが目立ち、そしてこの度、レイアップさえもリーグワーストの成績であることが判明。この統計は、脅威のドライブでリーグを支配してきたウェストブルックにとって、頭の痛くなるデータだろう。これまではこうした致命的な欠点をアシストとリバウンドで補ってきたが、ボールハンドラーを務める以上、視野を広げ、冷静な判断を心がけるべきなのかもしれない。
しかし幸いにも、レイカーズにはレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスという優れたスコアラーがおり、これ以上にウェストブルックの弱点を補填できるものはないかもしれない。果たして、9度のオールスターは来シーズンはガードとして復活を遂げ、これまでの汚名を返上できるだろうか。
文=Meiji
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