2022.09.16

長期欠場を乗り越えて今季へ臨むリラード「俺たちには勝つチャンスがある気がしている」

キャリア11年目を迎えるリラード[写真]=Getty Images
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 ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードが、9月14日(現地時間13日、日付は以下同)に公開された『ESPN』のポッドキャスト番組「The Dave Pasch podcast」へゲストとして出演した。

 昨季リラードはここ数年悩まされてきた腹部の痛みを完治すべく手術を断行。そのため、自己最少の出場29試合で平均24.0得点4.1リバウンド7.3アシストに終わり、チームもウェスタン・カンファレンス13位の27勝55敗となり、9シーズンぶりにプレーオフを逃すことに。

 在籍10年を誇る32歳のスコアリングガードは、今季で創設53シーズン目を迎えるブレイザーズにおいて、テリー・ポーターと並ぶ歴代3位タイの在籍年数を誇る。その上にはジェローム・カーシー(11シーズン)、クライド・ドレクスラー(12シーズン)がいるものの、リラードは7月9日に2年1億2200万ドル(報道時のレートで約165億9200万円)の延長契約に合意したと報じられており、2025-26シーズン(翌シーズンはプレーヤーオプション)まで契約下に入るため、よほどのことがない限り、球団史上最長の在籍期間を残す選手になることが確実視されている。

 NBAキャリアすべてをブレイザーズへ捧げるかと聞かれたリラードは「あぁ。強くそう思うね」と発言。そしてチームの現在地についてこう話していた。

「今、皆がそろって『ブレイザーズが勝つことなんてありえない。彼らにはこれが必要だ。ああしなきゃいけない』と言うかもしれない。でも俺は今の状況についてそうは感じていない。俺たちには勝つチャンスがある気がしている。その瞬間はやがてやってくるとね。その機会が訪れる気がしているんだ」。

 今夏ブレイザーズはドラフトでシェイドン・シャープを指名し、トレードで実力派フォワードのジェレミー・グラント、フリーエージェント(FA)戦線でゲイリー・ペイトン二世を獲得。ユスフ・ヌルキッチアンファニー・サイモンズらとも再契約を結んでおり、昨季から戦力増強に成功したと見ていいだろう。

 リラード率いるブレイザーズは、10月4日にプレシーズンが始まり、計5試合をこなしてから20日にサクラメント・キングスとのレギュラーシーズン開幕戦が組まれている。

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