2022.12.21

ルディ・ゴベアが本拠地の従業員450名に自身のサインカードと7000円をプレゼント

ゴベアが本拠地の従業員に感謝の意を示した[写真]=Getty Images
某ストリートメディアのシニア・エディターを経験後、独立。ひとつのカルチャーとしてバスケットボールを捉え、スポーツ以外の側面からもNBAを追いかける。

 NBAは紛れもなく、選手たちが主役のスポーツエンターテイメントだ。とてつもない努力の末にロスターを勝ち取った世界最高峰のプレーヤーのみで構成されるリーグでは、日々スーパープレーやドラマが生まれ、我々は一喜一憂を繰り返す。

 そんなリーグもさまざまなサポートがあって成り立っていることを、決して忘れてはならない。それを最も身近で体感している選手たちは、タイトルや個人賞を獲得した際に必ずコーチ、家族、スタッフ、ファンへの感謝を口にする。

 ルディ・ゴベア(ミネソタ・ティンバーウルブズ)も周囲からのサポートに対して、感謝を惜しまない。今シーズンウルブスへ加入した同選手は、ホリデーシーズンの到来にともない、本拠地『ターゲット・センター』で働く従業員にささやかな贈り物を渡したようだ。

『The Athletic』によるとゴベアはスタジアムの案内係、警備員、売店スタッフなどの従業員に1人あたり50ドル(約6600円)を贈呈。その人数は450人以上と言われており、総額で2万2500ドル(約300万円)を贈った計算になる。

 さらに、彼らへ自身のサイン入りカードもプレゼント。球団のスター選手から直々にカードを受け取った従業員たちは、労いに笑みを浮かべたに違いない。

 ゴベアのエピソードは今回が初めてではなく、ユタ・ジャズ在籍時代にもバックヤードスタッフに同様のプレゼントを贈っていた。また、新型コロナウイルスまん延でシーズンが中断された2020年にも、ジャズの本拠地『ビビント・アリーナ』の従業員のために、救済金として20万ドル(約2600万円)を寄付した。

 現在ウルブスはウェスタン・カンファレンスの9位。ゴベアは直近3試合を欠場したが、チームは3連勝で上昇気流に乗りつつある。『ターゲット・センター』のスタッフもウルブスのプレーオフのストレートインに向けて、今まで以上に手厚いサポートを施してくれることだろう。

 文=Meiji

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