2023.01.22
1月19日(現地時間18日、日付は以下同)。ワシントン・ウィザーズは敵地マディソン・スクエア・ガーデンでニューヨーク・ニックス戦に臨んだ。18勝26敗でイースタン・カンファレンス12位で迎えたウィザーズは、この試合でブラッドリー・ビールがハムストリングの張りから6試合ぶりに復帰したこともあり、116-105で勝利を飾った。
そんななか、この日『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者、ウィザーズ番記者のジョシュ・ロビンズは、ウィザーズが八村塁のトレードオプションを探っていると報道。同メディアは、このチームがキャリア4年目の日本人フォワードを中心にしたトレードに関する話し合いを始めたという。
開幕前にウィザーズと延長契約が合意に至らなかったため、八村は今シーズン終了後に制限付きフリーエージェント(FA)となる。今夏のFA戦線で、もし八村が他チームから高額なオファーを受けてサインしたとしても、ウィザーズはその金額にマッチして引き留めることができるのだが、ウェスタン・カンファレンスに所属する複数のチームは、八村が持つ得点力を必要とし、獲得に関心を示していると報じている。
今シーズンの八村は、昨年11月下旬から12月中旬にかけて右足首の骨挫傷のため16試合連続で欠場。それでも、28試合の出場で平均24.2分12.9得点4.4リバウンド1.2アシストにフィールドゴール成功率49.2パーセントを記録。
昨シーズンに成功率44.7パーセントを残した3ポイントシュートは、ここまで34.6パーセントに落ちているものの、1月に出場した7試合では40.0パーセントと復調している。
今年のトレードデッドラインは2月10日。ウィザーズには今シーズン終了後に制限なしFAになることが可能なカイル・クーズマ、クリスタプス・ポルジンギスというスター選手たちがいる。
特にクーズマは来シーズの契約(プレーヤーオプション)を破棄してFAになることが確実視されていることから、トレードされる可能性がある。そこで同メディアは、もしウィザーズが八村をトレードするなら、クーズマをキープできる自信があるというシグナルになるかもしれないと報道。
NBAは新陳代謝が激しい世界で、“トレードはビジネス”という言葉がフロントだけでなく多くの選手たちにも浸透している。デッドラインまでの約3週間、ウィザーズがどのような動きを見せるか注目していきたい。
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