2023.01.30

オールスターの先発枠から落選したエンビード「勝利するというモチベーションになる」

今季もMVP級の成績を残すエンビード[写真]=Getty Images
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 1月27日(現地時間26日、日付は以下同)。NBAは2月20日にユタ州ソルトレイクシティで開催される「NBAオールスターゲーム2023」における各カンファレンスのキャプテンとスターター枠に入った選手たちを発表した。

 イースタン・カンファレンスではミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボがファン投票でトップの676万1032票を獲得してキャプテンへ就任。スターター枠にはガードのカイリー・アービング(ブルックリン・ネッツ)、ドノバン・ミッチェル(クリーブランド・キャバリアーズ)、フロントコートではアデトクンボ、ケビン・デュラント(ネッツ)、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)が名を連ねた。

 このスターター枠はファン投票が50パーセント、選手投票とメディア投票がそれぞれ25パーセントを占め、そのウェイトスコア上位に入った選手が選ばれる。

 イーストのフロントコートにはアデトクンボ、デュラント、テイタム、そしてジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)というMVP候補たちがおり、最も激戦だったと言っていい。

 だがテイタムがファン投票で522万1720票(3位)、選手投票で139票(4位)、メディア投票で82票(1位)を獲得してウェイトスコア2.75だったのに対し、エンビードはファン投票で490万482票(4位)、選手投票で153票(3位)、メディア投票では68票(3位)をマークしてウェイトスコア3.5となって惜しくも落選。

 昨シーズン、平均30.6得点で初の得点王に輝いたエンビードは、今シーズンも30日を終えた時点でリーグベストの平均33.8得点に10.0リバウンド4.2アシスト1.1スティール1.7ブロック、フィールドゴール成功率53.4パーセントを残している。

 しかもMVP投票では2シーズン連続でニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)に次ぐ2位に入っていただけに、カメルーン出身のビッグマンは29日のナゲッツ戦後に「ちょっと失礼なことだった」と話していた。

「これまでにも何度かあった。これが初めてってわけじゃない。コートに立って、勝利するというモチベーションになる。それがおそらく、俺がリスペクトを得るための唯一の方法だから」

 エンビードは個人成績でMVP級のスタッツを残すだけでなく、チームも30日を終えた時点でイースト2位の32勝16敗を誇っていることから、2月3日に各チームのヘッドコーチたちの投票によって発表されるリザーブ枠に入っていることだろう。

 キャリア7年目でさらに猛威を振るっているエンビードは、オールスター選出に十分値することは間違いない。

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