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2月23日(現地時間22日、日付は以下同)。『USA TODAY』の「For The Win」へ、アービン“マジック”ジョンソン(元ロサンゼルス・レイカーズ)のインタビューが公開された。
現役時代、マジックは206センチ97キロの超大型ポイントガードとしてレイカーズを引っ張り、5度の優勝に3度のファイナルMVP、シーズンMVPにも3度輝き、アシスト王を4度、スティール王を2度獲得してきた。
ノールックパスをはじめとする華やかなプレーの数々で“ショータイム”レイカーズの主役となった男はリーダーシップの面でも秀でており、オールスターに12度、オールNBAチームに10度名を連ね、2002年にバスケットボール殿堂入り、そして75周年記念チームにも選ばれたレジェンド。
なかでもアシスト数は申し分なく、レギュラーシーズンではキャリア平均11.2本、プレーオフでも同12.3本と、いずれもNBA歴代最多を誇っており、史上最高のポイントガードとも評されている。
今シーズン、マジックの古巣レイカーズはラッセル・ウェストブルック(現ロサンゼルス・クリッパーズ)、デニス・シュルーダーらがポイントガードを務めてきたものの、10日に成立した3チーム間トレードで、ウェストブルックを放出してミネソタ・ティンバーウルブズからディアンジェロ・ラッセルを獲得。
レイカーズ加入後の3試合で、ラッセルは先発ポイントガードとして平均30.3分17.3得点3.3リバウンド5.7アシストを残している。
もっとも、ラッセルは2015年のドラフト1巡目全体2位でレイカーズから指名された選手であり、2シーズン在籍した後の2017年夏にブルックリン・ネッツへトレードされていた。
当時の球団社長はマジックで、ラッセルのトレードについて「チームにはリーダーが必要だった」、「チームメートが一緒にプレーしたいと思う選手が必要だった」と語り、“リーダー失格”の烙印を押していた。
あれから5年以上が経過し、古巣レイカーズへ復帰したラッセルを、マジックはこのように評していた。
「ディアンジェロ・ラッセルは本当に成長し、成熟したと思うね。彼は点を取ることができ、パスをさばくこともできる。ターンオーバーをたくさんすることもない。そこが彼の好きなところだ。アンソニー・デイビスとのピック&ロールはスペシャルなものになるだろうね」
レイカーズはウェスタン・カンファレンス13位の27勝32敗でオールスターブレイクを迎えており、まずはプレーイン・トーナメント進出枠となる10位へ順位を上げていく必要がある。
このチームには38歳ながらも依然としてリーグ屈指の実力を誇るレブロン・ジェームズ、リーグ最高級のビッグマンとして知られるデイビスという2枚看板がおり、今年のトレードデッドラインでラッセルやマリーク・ビーズリー、ジャレッド・バンダービルトといった即戦力を加えることに成功した。
24日から始まるレギュラーシーズン後半戦に向けて、マジックは「もしレイカーズが(プレーオフへ)たどり着けば、私はそうなると思っているが、誰もあのチームと対戦したくはないだろう。それは確かなこと」と話していた。
レイカーズは2シーズンぶりにプレーオフへ進出することができるのか。シーズン途中に加入したラッセルが、そのカギを握っている選手の1人と言っていいだろう。
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