2023.03.31

バックス戦で躍動したテイタムとブラウンがシャック&コービー以来のデュオ記録達成

バックス戦で躍動したテイタム(左)とブラウン(右)[写真]=Getty Images
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 3月31日(現地時間30日)、ボストン・セルティックスミルウォーキー・バックスとアウェーで対戦。現地メディアの『ESPN』が選手の試合後のコメントを伝えている。

 イースタン・カンファレンス首位のバックスと同2位のセルティックスによる首位攻防戦は、接戦となることが予想されたが、フタを開けて見ればセルティックスが140-99で圧勝した。この結果、セルティックスはバックスをシーズンシリーズで2勝1敗とし、タイブレーカーを獲得。互いに5試合を残して2.0ゲーム差となり、セルティックスが第1シードの座を奪う可能性が高まった。

 この試合では、ジェイソン・テイタムが8本の3ポイントを含む40得点8リバウンドを挙げると、ジェイレン・ブラウンも30得点5リバウンド5アシストと躍動。2人が同時に30得点以上をマークしたのは今シーズン10試合目となり、シャキール・オニールとコービー・ブライアントがロサンゼルス・レイカーズで2002-03シーズンに達成して以来、初めてのデュオとなった。

 西の名門をリーグ3連覇に導いた最強コンビ以来の得点記録を達成した2人について、チームメートのアル・ホーフォードは「信じられないね。彼らを見ているだけでとても楽しいよ」と語り、東の名門を背負う二枚看板を称賛した。

 また、「力強くシーズンを締めくくりたい」と語るブラウンは、「僕らは昨年よりもいいチームだ。いくつかの試合に負けたかもしれないが、悪い1試合が悪い2週間や悪い月に変わることはなかった。僕たちは(敗戦から)立ち直ることができたんだ」とコメント。実際に今シーズンのセルティックスは3度の3連敗があったものの、現時点でファイナルに出場した昨シーズンの51勝を上回る、53勝をすでに記録している。

 大きな1勝を挙げたセルティックスだが、バックスは30日にインディアナ・ペイサーズに勝利した直後の連戦であり、ホーフォードも「ボストンに有利なスケジュールだ」と指摘。さらに、テイタムも「プレーオフで再び彼らに会うことになれば、おそらくこのようなことにはならず、厳しい対戦になるはずだ」と冷静に語った。

「私たちは彼らと多くの歴史がある」とテイタムが語ったとおり、過去5シーズンのプレーオフではバックスと3度も対戦。シリーズでは2勝1敗と勝ち越しているセルティックスだが、もしカンファレンス・ファイナルで再びぶつかる場合、ホームコートアドバンテージの有無は大きな差となる。このライバル同士が、シーズン最後の5試合をどのように終えるのか注目だ。

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