2023.04.18

グリズリーズのジャレン・ジャクソンJr.が史上2番目の若さで最優秀守備選手賞に選出

ジャクソンJr.がキャリア5年目でアウォードに初選出[写真]=Getty Images
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 4月18日(現地時間17日)。NBAは2022-23レギュラーシーズンの最優秀守備選手賞(DPOY)に、メンフィス・グリズリーズジャレン・ジャクソンJr.が選ばれたことを発表した。

 2018年のドラフト1巡目全体4位でグリズリーズから指名されたジャクソンJr.は、211センチ109キロのパワーフォワード兼センター。グリズリーズの選手としては2012-13シーズンのマルク・ガソル以来2人目で、2008-09シーズンのドワイト・ハワード(当時オーランド・マジック)に次いで、史上2番目の若さで同アウォードに選出。

 キャリア5年目の今シーズン。23歳のビッグマンは63試合に出場して平均28.4分18.6得点6.8リバウンド1.0アシスト1.0スティール3.0ブロックをマーク。得点、リバウンド、ブロックはキャリアハイの数字で、2シーズン連続のブロックショット王に輝き、1シーズンで平均3.0ブロックはグリズリーズのフランチャイズ新記録となった。

 今シーズン、ウェスタン・カンファレンス2位の51勝31敗を残したグリズリーズは、ディフェンシブ・レーティングでリーグ3位の110.7を記録。そのチームでリムプロテクターを務めたジャクソンJr.は、リム付近で最も間近についていたディフェンダーとして、相手選手をリーグ最少となるフィールドゴール成功率46.9パーセントに抑えてみせた。

 また、1982-83シーズンから新設された最優秀守備選手賞で、シーズン平均1.0スティール3.0ブロック以上を残しつつ、所属チームをリーグトップ5のディフェンシブ・レーティングへと導いたNBA史上4人目の選手に。

 これまでこの快挙を達成したのはアキーム・オラジュワン(元ヒューストン・ロケッツほか)、デイビッド・ロビンソン(元サンアントニオ・スパーズ)、ベン・ウォーレス(元デトロイト・ピストンズほか)。ジャクソンJr.はバスケットボール殿堂入りしているレジェンドたちがクリアしたエリートクラブの仲間入りを果たした。

 なお、100名のスポーツライターと放送関係者たちによる投票で、ジャクソンJr.は1位票56(5ポイント換算)を含む計391ポイントをマーク。先日発表された最終候補に名を連ねたミルウォーキー・バックスのブルック・ロペスは1位票31を含む計309ポイント、クリーブランド・キャバリアーズのエバン・モーブリーが1位票8を含む計101ポイントを獲得した。

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