2024.04.25
FIBAランキング2位のアメリカ代表が、8月26日にフィリピンのモール・オブ・アジア・アリーナで「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」のグループフェーズ ファーストラウンド初戦へ臨む。
本大会が始まる前までに行われたエキシビジョンゲームで5戦無敗のアメリカは、23日に『FIBA』へ公開されたワールドカップ出場国のパワーランキングで堂々トップにおり、NBA選手たちで構成されたスター軍団がグループCの一角としてニュージーランド戦でデビューとなる。
もっとも、ロスター12選手のうち、昨シーズンにオールスターへ選出されたのはミネソタ・ティンバーウルブズのアンソニー・エドワーズ、インディアナ・ペイサーズのタイリース・ハリバートン、メンフィス・グリズリーズのジャレン・ジャクソンJr.のみ。なかでも211センチのジャクソンJr.は、ディフェンス面で重要な役割を務めるキープレーヤー。2シーズン連続でオールディフェンシブファーストチーム、ブロックショット王に輝いており、昨シーズンは最優秀守備選手賞にも選ばれた実力者。
そのジャクソンJr.が、26日(現地時間25日)に公開された『ESPN』の記事のなかでこう口にしていた。
「アメリカには素晴らしい選手がたくさんいる。だから誰がスーパースターで、誰がそうじゃないかを言うのは難しいね。毎年、その定義が変わっているようなものさ。そして(ワールドカップで)勝っていくための方法、つまり相手をストップしなきゃいけないことを僕らは理解している」
アメリカ代表の先発陣はジェイレン・ブランソン(ニューヨーク・ニックス)、エドワーズ、ミケル・ブリッジズ(ブルックリン・ネッツ)、ブランドン・イングラム(ニューオーリンズ・ペリカンズ)、ジャクソンJr.の5人。ジャクソンJr.と同等に、ディフェンス面でペリメーターのストッパー役として期待されているのがブリッジズだ。
昨シーズン途中のトレードでフェニックス・サンズからネッツへ移籍後、平均26.1得点を残してトップスコアラーとなったとはいえ、26歳のウイングプレーヤーの真骨頂はディフェンス力にある。
2021-22シーズンはオールディフェンシブファーストチーム入りに加え、最優秀守備選手賞の投票でマーカス・スマート(現グリズリーズ)に次ぐ2位のポイントを得たほどのディフェンス巧者。そのブリッジズは「僕らは自分たちがベストチームなんだという気がしている。たぶん、どのチームもどこが相手だろうと勝てると感じているけどね」と自信を見せていた。
2大会ぶりの金メダル獲得を目指して本格始動するアメリカ代表。このチームに集結した現役NBA選手たちのプレーに注目していきたい。
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