2023.04.19

プレーオフ初戦で右手を骨折したヒート第3の得点源タイラー・ヒーローが手術へ

ヒーローはレギュラーシーズンで平均20.1得点を残していた[写真]=Getty Images
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 4月19日(現地時間18日、日付は以下同)。マイアミ・ヒートのタイラー・ヒーローが、22日に骨折した右手の手術を受けることを明かした。

 プレーイン・トーナメント最終戦でシカゴ・ブルズを下したヒートは、イースタン・カンファレンス第8シードを獲得。17日にイースト第1シードのミルウォーキー・バックスとのプレーオフ ファーストラウンド初戦に130-117で勝利を飾った。

 だがこの試合の前半終盤、ヒーローはルーズボールダイブをした際に利き手である右手の中指と薬指を骨折。このケガから復帰するためには4~6週間を要するため、ファーストラウンド期間中の復帰は不可能。

 もしヒートがバックス相手に4勝してシリーズを突破できたとしても、カンファレンス・セミファイナルがスタートするのは5月上旬予定で、カンファレンス・ファイナルの開始が5月中旬、NBAファイナル第1戦が6月2日のため、ヒートがイーストを勝ち上がらなければ、今年のプレーオフ期間中にヒーローが復帰することは厳しい。

「ビデオで見たんだけど、いったいどこで手を当てたのか今でも分からないんだ」と、骨折したプレーについて振り返っていたヒーローは「それが希望だ。ファイナルまでたどり着けば、僕は戻ってくることができる」とも話しており、ヒートがプレーオフを勝ち上がることを願っていた。

 シリーズ初戦で、ヒートはジミー・バトラーがゲームハイの35得点に5リバウンド11アシスト3スティール、バム・アデバヨが22得点9リバウンド7アシスト2スティール、ケビン・ラブが18得点8リバウンド、ケイレブ・マーティンとゲイブ・ビンセントがそれぞれ15得点をマーク。

 だが今シーズンのヒーローはレギュラーシーズンでチーム3位の平均20.1得点に5.4リバウンド4.2アシストを残し、チーム最多の平均3.0本の3ポイントシュートを決めていただけに、ヒートが戦力ダウンしたことは否定できない。

 なお、バックスとヒートによるシリーズ第2戦は、20日に行われることとなる。

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