2023.08.15
「俺たちは負けるつもりでここに来たんじゃない。勝つためにやって来た。ジョーが戻ろうとそうでなかろうと、俺たちは準備ができている」
そう語ったのは、フィラデルフィア・セブンティシクサーズのジェームズ・ハーデン。5月2日(現地時間1日、日付は以下同)に敵地TDガーデンで迎えた「NBAプレーオフ2023」イースタン・カンファレンス・セミファイナル初戦で、このチームは119-115と先勝。
シクサーズは大黒柱ジョーことジョエル・エンビードを右ヒザの外側側副靭帯捻挫で欠くも、同点14度にリードチェンジ16度の激戦を戦い抜き、残り8.1秒にハーデンが決勝弾となる逆転3ポイントシュートを放り込んでみせた。
ドック・リバースHC(ヘッドコーチ)も「それが今年のチームと昨年のチームの違いなんだ。このチームには攻撃的な選手が数多くいる。第4クォーターまで持ち込めば、我々が試合に勝つと思っていた」と、今年のチームに自信を見せていた。
昨シーズンのシクサーズは、エンビードが欠場した14試合で6勝8敗と負け越していた。だが今シーズンは16試合で11勝5敗の勝率68.8パーセントをマーク。これはレギュラーシーズンの54勝28敗(勝率65.9パーセント)をも上回る勝率である。
これにはセルティックスのジェイソン・テイタムも「相手はビッグショットをいくつも決めた。それに試合をとおして彼らはリズムに乗っていたように思う」と話していた。
シクサーズではハーデンがプレーオフ自己最多タイの45得点に6アシスト2スティール、タイリース・マクシーが26得点4スティール、トバイアス・ハリスが18得点、ディアンソニー・メルトンが17得点2ブロック、エンビードの代わりに先発入りしたポール・リードが10得点13リバウンドを記録。
なかでもハーデンは最初のポゼッションでミッドレンジジャンパーを決めると、そこから3ポイントシュートを7本も沈めるなど大暴れ。「俺には何かを示す必要なんてない」とハーデンは話していた。
「コーチ陣、チームメートたちは、シーズンを通して俺にファシリテーターになって、ジョエルを生かし、必要な時に得点することを期待してきた。今夜はジョエルがいなかった。このシリーズを迎えるにあたって、そのことはみんなが知っていた」
「だから今の俺は『オーケー。フロアを広げるぞ。ジェームズ、アグレッシブになるんだ』って感じさ。実際に今夜の俺はアグレッシブだった。今日のプレーはこのチームにおける俺の役割だってこと。今なら、今夜の俺を求められれば、同じようにやってやるさ」
そして33歳のベテランガードは「たくさんの選手たちにそれができるとは思わない。だから、そのことには感謝している」と自信を見せていた。
翌3日。エンビードは今シーズンのMVPに選ばれ、チームメートたちから“MVP!”コールを浴びて祝福されたのだが、4日のシリーズ第2戦に向けた出場ステータスは依然として“doubtful(疑わしい)”のままのため、シクサーズは第2戦も大黒柱抜きで戦うことになるかもしれない。
それでも、シリーズ初戦を敵地で勝ち切れたことは、シクサーズの選手たちにとって大きな自信となったに違いない。
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