2023.08.23
6月30日(現地時間29日)。フィラデルフィア・セブンティシクサーズのジェームズ・ハーデンは、プレーヤーオプションとなっていた来シーズンの契約を行使したと『ESPN』、『The Athletic』が報じた。
契約最終年となる2023-24シーズン。ハーデンは3564万ドル(約51億3216万円)という高額なサラリーを手にすることになるのだが、両メディアによると、33歳のベテランガードとシクサーズがトレード先を探索していくことになるという。
ハーデンはシクサーズ在籍2年目となった2022-23シーズン。平均21.0得点6.1リバウンド1.2スティールにリーグトップの10.7アシストを記録。プレーオフでも平均20.3得点6.2リバウンド8.3アシスト1.8スティールを残し、カンファレンス・ファイナル進出まであと1勝に迫ったチームの主軸の1人として貢献。
だが今回の報道により、10度のオールスター選出を誇り、2018年にはMVPも獲得したスーパースターは、プレーヤーオプションこそ行使したものの、シクサーズにおけるラストゲームを終えたと言っていい。
シクサーズはMVPに初選出されたビッグマンのジョエル・エンビードを筆頭に、タイリース・マクシー、トバイアス・ハリス、PJ・タッカー、ディアンソニー・メルトンが契約下におり、ドック・リバース前HC(ヘッドコーチ)の後任となったニック・ナース新HCの下、仕切り直しをしていくこととなる。
当初、ハーデンはプレーヤーオプションを破棄して制限なしフリーエージェント(FA)となり、古巣ヒューストン・ロケッツへ移籍する可能性があることも報じられていたのだが、選択肢がトレードとなったこともあり、ロケッツは移籍先候補から除外。
現状でハーデンの移籍先候補に挙がっているのはロサンゼルス・クリッパーズ、ニューヨーク・ニックスだと『ESPN』が報じている。
シクサーズの指揮官がリバースからナースへ代わったとはいえ、エンビードとの2メンゲームは超強力だっただけに、来シーズンもシクサーズでプレーして王座獲得を目指すこともできたのだが、キャリア14年目を終えたハーデンは新天地を求めてトレード先を模索することになった。
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