2023.07.28

今季で15年目を迎えるカリー「自分がまだキャリアの全盛期にいると感じている」

リーグ最高級の実力者として君臨するカリー[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 7月26日(現地時間25日、日付は以下同)。ゴールデンステイト・ウォリアーズでフランチャイズプレーヤーとして活躍するステフィン・カリーのインタビューが現地メディア『PBS』へ公開された。

 現在、『Apple TV+』で新作ドキュメンタリー「ステフィン・カリー:アンダーレイテッド」が配信されているカリーは、NBAキャリア14年目を終えた35歳のスーパースター。

 2009年のドラフト1巡目7位でウォリアーズから指名された188センチ83キロのポイントガードは、キャリア序盤こそ足首のケガに苦しんだ時期があったものの、ウォリアーズでトップスコアラーとなり、オールスター、さらにはシーズンMVPを2度獲得するなどNBAを代表する選手の1人へ成長を遂げた。

 クレイ・トンプソンドレイモンド・グリーンという強固な軸を持つウォリアーズは、2015年から2022年までの8年間で4度のリーグ制覇を達成。その中心にいたのがカリーで、その驚異的なシュート力に加え、コート内外でチームに好影響を及ぼしてきた。

 昨シーズンはカンファレンス・セミファイナルでロサンゼルス・レイカーズに2勝4敗で敗れたことで2連覇を逃したものの、カリーは人々からどのように見てほしいかを聞かれ、このように語っていた。

「僕としては、自分がまだキャリアの全盛期にいると感じている。コートへ立ち、将来にどんなことが起ころうと、もっと多くのチャンピオンシップを勝ち取れたらいいね」

 昨シーズンのカリーはケガのため56試合の出場に終わったものの、平均29.4得点6.1リバウンド6.3アシストに3ポイントシュート成功率42.7パーセントをマークし、平均4.9本もの長距離砲を沈めてみせた。

 「NBAプレーオフ2023」では、カンファレンス・セミファイナルで姿を消したとはいえ、プレーオフとしてはキャリアハイの平均30.5得点に5.2リバウンド6.1アシスト1.0スティールと暴れ回り、ウォリアーズを見事けん引してみせたのだから、カリーが今もなお全盛時にいると感じるのは当然だろう。

 今夏ウォリアーズはグリーンと再契約を結んだほか、トレードでクリス・ポール、FA(フリーエージェント)戦線でダリオ・シャリッチ、コーリー・ジョセフをロスターに加えており、2シーズンぶりの王座獲得に向けてロスターを整えている。

 10月25日に開幕する2023-24レギュラーシーズンで、カリーがリーグを代表するスーパースターの1人としてどんなパフォーマンスを見せてくれるのかは楽しみでしかない。

ステフィン・カリーの関連記事