2023.08.03
7月29日(現地時間28日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズのオーナー、ジーニー・バスのインタビューが『Sportskeeda』へ公開され、マーク・メディーナ記者へ、レブロン・ジェームズがレイカーズで永久欠番入りすると明言していた。
「レイカーとしての永久欠番になる基準は、選手が殿堂入りする時です。私はレブロンがバスケットボール殿堂入りを果たすことを全く疑っていません」
インタビューのなかでバス オーナーはそう語っており、こうも口にしていた。
「彼が殿堂入りした時、彼の番号は永久欠番となります。彼がバスケットボールの殿堂入りすることは分かっているので、永久欠番になることは間違いありません」
キャリア20年目を終えたレブロンは、先日『ESPYアウォード』のスピーチで現役続行を表明しており、レイカーズでNBAキャリア21シーズン目を迎える。
マイアミ・ヒート(2012、2013年)、クリーブランド・キャバリアーズ(2016年)、レイカーズ(2020年)でNBAチャンピオンとなり、ファイナルMVPに4度輝いた男は、シーズンMVPにも4度選ばれているほか、オールスターとオールNBAチームにそれぞれ19度、オールディフェンシブチームに6度名を連ねた歴代屈指のスーパースター。
昨年末に38歳を迎えた大ベテランながら、昨シーズンも平均28.9得点8.3リバウンド6.8アシストを残しており、2年ぶりとなった「NBAプレーオフ2023」でもレイカーズをカンファレンス・ファイナルまで導く殊勲者となった。
今年2月8日のオクラホマシティ・サンダー戦ではカリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか/3万8387得点)が保持していたレギュラーシーズン通算得点記録を塗り替え、現在は3万8652得点まで伸ばしている。
NBA優勝17度を誇る名門レイカーズで、永久欠番になったのはコービー・ブライアント(8、24番)やアービン“マジック”ジョンソン(32番)、ジャバー(33番)、シャキール・オニール(34番)を筆頭に12選手のみ。レブロンが引退後に殿堂入りすることは確実なだけに、バス オーナーが語ったとおり、この男がそのリストに加わることは間違いない。
そこで気になるのが、レブロンの“どちらの背番号”が永久欠番入りするのかという点だろう。2018-19から2020-21シーズンまで23番を着用した男は、2020年に球団史上17度目の優勝へ導いてファイナルMVPを獲得している。
ただ、直近2シーズンは6番を着用しており、ジャバーが保持する通算得点記録を塗り替え、NBAに新たな歴史を作ってみせた。
そして今シーズンから、昨年他界したビル・ラッセル(元ボストン・セルティックス)に敬意を表して23番を着用することになるからだ。
レブロンが“パープル&ゴールド”のユニフォームで永久欠番入りすることは確実。ただし、23番か6番のどちらか、あるいは両方を永久欠番にするのかどうかは「また別の機会にしましょう」とバス オーナーが答えているため、レブロンがいつか引退する時に再び議論することになりそうだ。
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