2023.09.23

レイカーズ新加入のクリスチャン・ウッド、指揮官との関係に笑み「味方にいるだけで最高だ」

レイカーズ加入のウッドが“決め手”を改めて説明[写真]=Getty Images
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 9月6日(現地時間5日)、八村塁所属のロサンゼルス・レイカーズに新たなビッグマン、クリスチャン・ウッドの加入が報じられた。昨季はダラス・マーベリックスでルカ・ドンチッチとともにチームをけん引し、1試合平均25.9分の出場で同16.6得点7.3リバウンド1.8アシストを記録している。

 移籍から約2週間が経過した22日、ウッドが現地メディア『Spectrum SportsNet』の取材に応じ、レイカーズへの加入を決めた理由を改めて説明。フリーエージェントの交渉解禁から2カ月が経過したなかで、ヘッドコーチのダービン・ハムの熱烈な勧誘に心ひかれたと話している。

「彼(ハムHC)は僕がフリーエージェントの間、毎日電話をくれたんだ。信じられないかもしれないけど、僕たちは良い関係を築けているし、そのアクションは僕にとって本当に大きなことだった」

 昨シーズンまでは3年4100万ドル(約60億円、1ドル148円で換算)の契約を結んでいたウッドだが、レイカーズ加入にあたって結んだ契約はミニマムの2年570万ドル(約8億4500万円)と大幅な減額に。それでも、ハムHCのもとでシーズンを過ごしたいという気持ちが勝ったのだろう。

 ウッドは信頼を寄せる指揮官について、「コーチとのコミュニケーションは、ただ話すだけでいいんだ」ともコメント。気軽に話せる関係であると語り、「彼(ハムHC)は選手も経験している指導者だから、そんな人が味方にいるだけでも最高だよ」と笑みを浮かべた。

 レブロン・ジェームズとともにエースの一角を務めるアンソニー・デイビスがパワーフォワードでの出場を望んでいると『ESPN』に語ったことからも、ウッドには彼を支える働きが求められる。

 機動力が魅力の若手ビッグマン、ジャクソン・ヘイズもロスターに加え、ゴール下の層がより強固になったレイカーズ。多彩なスキルセットを持つデイビスと新加入のウッド、ヘイズがどのようなシナジーを生み出すのか、今シーズンのレイカーズで期待される部分の1つになるだろう。

今季はリーグ屈指のフォワード、デイビス(右)とタッグを組むウッド(左)[写真]=Getty Images

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