2023.09.26

契約最終年を迎えるクレイ・トンプソンとスティーブ・カーHC…ウォリアーズGMの見解は?

契約最終年のトンプソン[写真]=Getty Images
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 9月26日(現地時間25日、日付は以下同)。ゴールデンステイト・ウォリアーズのマイク・ダンリービーJr.GM(ゼネラルマネージャー)とスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)が記者会見に臨んだ。

 ウォリアーズの2023-24シーズンは、10月4日にトレーニングキャンプを開始し、8日からプレシーズンゲーム計5試合をこなし、25日にホームのチェイス・センターでフェニックス・サンズを迎えてレギュラーシーズン開幕戦がスタートすることとなる。

 このチームにはステフィン・カリークレイ・トンプソン、今夏に再契約したドレイモンド・グリーンというビッグ3を中心に、その周囲をアンドリュー・ウィギンズケボン・ルーニー、ゲイリー・ペイトン二世、ジョナサン・クミンガといった選手たちが固めている。

 そして今夏はトレードでクリス・ポール、FA(フリーエージェント)戦線でダリオ・シャリッチとコーリー・ジョセフというベテラン陣、さらには2ウェイ契約でウスマン・ガルーバをロスターへ加えた。

 ウォリアーズが今シーズンも覇権争いへ参戦できる豪華戦力を有していることは間違いない。ただ、気になるのはトンプソンの状況だろう。33歳のベテランは、今シーズン終了後に制限なしFAとなるからだ。

 在籍12年目(実働10年目)を終えたトンプソンは、カリーとともに“スプラッシュ・ブラザーズ”を形成するシュート力を誇る選手で、昨シーズンは69試合の出場で平均33.0分21.9得点4.1リバウンド2.4アシストをマーク。

 3ポイントシュート成功率は41.2パーセントという高確率で、平均4.4本も沈めており、成功数301本はキャリアハイかつリーグトップと、ウォリアーズがチャンピオンシップを獲得するためには不可欠な選手。

 26日の会見で、ダンリービーJr.GMはトンプソン、そして同じく契約最終年のカーHCについて「両サイドで、(契約を)延長するという願望があり、このチームとともに前進していくことを確かめている」とコメント。延長契約について、具体的なタイムラインはないとしながらも、両者をチームへ残すことを考えていると示唆していた。

 まずはベストなコンディションで新シーズンを迎え、トンプソンには引き続きチームの勝利へ貢献すべく、攻防両面で貢献してほしい限りだ。

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