2023.10.01

オールスター選出6度のベテランビッグマン、ブレイク・グリフィンが引退を検討か?

昨季セルティックスでプレーしていたグリフィン[写真]=Getty Images
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 ボストン・セルティックスは現在バックアップのベテランセンター、ロッカールームでポジティブな影響をもたらす選手との契約を模索しており、その候補としてブレイク・グリフィンが浮上していた。

 34歳のグリフィンは、206センチ113キロという屈強な肉体を持つビッグマン。昨シーズンはセルティックスでプレーしており、41試合の出場で平均13.9分4.1得点3.8リバウンド1.5アシストを残し、現在は制限なしFA(フリーエージェント)となっている。

 セルティックスのバスケットボール運営部代表兼GM(ゼネラルマネージャー)のブラッド・スティーブンズは「ほかの選手へと切り替える前に、君には戻ってきてほしい。我々のチームにベストフィットしているからだ」とグリフィンへ話したことを、『ABCD Hoop Dreams』の参加者たちへ語っていた。

 このチームのフロントコート、ビッグマンにはクリスタプス・ポルジンギスアル・ホーフォードロバート・ウィリアムズ三世、ルーク・コーネットといった選手たちがいるのだが、スティーブンズGMは体を張ったプレーで貢献していたグリフィンをこう評していた。

「我々はクリスタプス、アル、ルークがいる。彼が出場できなくても、彼らがプレーできてラッキーだ。ただ、彼がいることで我々はまた別のチームになるんだ。それは見ていれば分かるはずだ」

 しかしながら、グリフィンとの契約は進展しておらず、スティーブンズGMはグリフィンが“引退を考えている”と明かしたと10月1日(現地時間9月30日)に地元メディア『Boston Globe』のゲイリー・ウォッシュバーン記者が報道。

 2009年のドラフト全体1位でロサンゼルス・クリッパーズから指名されたグリフィンは、オールスターに6度、オールNBAチームに5度選ばれた実績を持つベテラン。クリッパーズでは得点源として活躍し、迫力満点のダンクを炸裂させ、キャリアを重ねるごとに3ポイントシュートやプレーメーキングにも磨きをかけ、オールラウンドな選手へと成長してきた。

 グリフィンが今後どのような決断を下すのか。セルティックスは今シーズンも優勝候補の一角だけに、ベテランビッグマンの動向から目が離せない。

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