2021.11.27

先発センターを変更したネッツ、指揮官は「スペーシングで何度か苦しんでいた」

ネッツのスティーブ・ナッシュHC[写真]=Getty Images
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 今季のブルックリン・ネッツは、19試合を終えて7パターンの先発陣をコートへ送り込んできた。

 ケビン・デュラントジェームズ・ハーデンというスーパースターと共に、ブルース・ブラウン、ブレイク・グリフィンが多くの試合で先発を務めており、ここまでイースタン・カンファレンス首位の14勝5敗。

 だが11月25日(現地時間24日、日付は以下同)のボストン・セルティックス戦でグリフィンをローテーションから外し、ラマーカス・オルドリッジを先発起用した。

 ネッツは123-104で試合を制し、パティ・ミルズが7本の3ポイント成功を含む23得点、デュラントが21得点8アシスト2スティール、ハーデンが20得点7リバウンド11アシスト2スティール、オルドリッジが17得点9リバウンドで勝利に貢献。

 チーム在籍2シーズン目のグリフィンは、今季ここまでフィールドゴール成功率31.8パーセント、3ポイント成功率16.1パーセントと壊滅的で、スペーシングについて困惑していた。

 この先発変更について、『NEW YORK POST』は25日にスティーブ・ナッシュHC(ヘッドコーチ)がこう話していたと報じている。

「我々はスペーシングで何度か苦しんでいた。そのせいでペースにも少し影響が出ていたんだ。だからこれまでとは違うコンビネーションを探そうとしている。それがうまくいくようにね。我々はアイソ(アイソレーション)ができてスロウにプレーするようなチームではない」。

「つまり、我々は罠にかけてくるようなディフェンスと対峙する際にケビン・デュラントジェームズ・ハーデンがいようと苦しんでしまう。1対2、1対3になってしまえばタフになる。だからこそ、我々はもっと速くプレーし、ディフェンスを振り回し、ヘルプを動かしてアタックしていく必要がある。今はそうすべく励んでいるところなんだ」。

 ネッツの先発センター変更は、セルティックス戦では成功したと言っていいだろう。だが28日にはいま最も勢いに乗るフェニックス・サンズとの対決が組まれている。

 昨季NBAファイナルへ進出し、現在15連勝中と絶好調のサンズ相手に、ネッツの先発変更がどこまで対抗できるのか。もしこの試合でサンズを下すことができれば、ネッツが勢いを増すことは間違いない。

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