2023.10.30

“40キロ差”のマッチアップに臨んだホルムグレン…「もう少し太るべき」とヨキッチは語る

ホルムグレン(右)とのマッチアップしたヨキッチ(左)[写真]=Getty Images
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 10月30日(現地時間29日)、昨シーズン王者のデンバー・ナゲッツオクラホマシティ・サンダーと対戦。試合序盤からナゲッツが主導権を握り続けると、第2クォーター以降は1度もリードを許すことなく、128-95で快勝した。

 ロサンゼルス・レイカーズとの開幕戦から29得点13リバウンド11アシストのトリプルダブルを叩き出したニコラ・ヨキッチはサンダー戦でも好調を維持し、28得点14リバウンド5アシストとマルチなパフォーマンスでチームをけん引した。

 ナゲッツはチーム全体で48リバウンド34アシストを記録し、29リバウンド22アシストのサンダーに差をつける形に。この試合運びにはヨキッチも満足しているようで、「勢いを失わなかったし、ベンチもリズムをつかめていた」とサンダー戦を振り返った。現地メディア『The Denver Post』が伝えている。

 サンダー戦の印象を語るなかで、ヨキッチは自身とマッチアップしたチェット・ホルムグレンを「本当に才能のある選手」と期待視。昨シーズンを右足の負傷で全休したために、今シーズンが彼にとって初めてのシーズンとなるが、ホルムグレンにはまだ学ばなければいけない点が多くあるとヨキッチは語る。

「試合そのものや、どの程度のスピード感なのか、どこが有利でどこが不利なのか。彼はすべてを学んでいるところだ。彼には経験が必要だと思う。あと、正直言ってもう少し太った方がいいと思うよ」

昨シーズン、開幕前に右足を痛めたホルムグレン[写真]=Getty Images

 216センチという身長を誇るホルムグレンだが、体重は89キロとまだ発展途上の体格。身長ではヨキッチを5センチほど上回るものの、体重では40キロ程度の違いがある。そのためか、第1クォーターにはヨキッチのランプレーを止めきれずにバスケットカウントを献上するなど、フィジカルで押し負ける場面が見られた。

 アウトサイドシュートやドライブから19得点を挙げるなど、軽い身のこなしでスコアにつなげていたホルムグレン。まずはリーグのビッグマンと対戦を重ね、スキルを磨くとともに当たり負けしない体を育てたいところだ。

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