2024.06.26
NBAの2023-24レギュラーシーズンは開幕から約3週間が経過し、各チームが82試合のうち約10試合を終えた。イースタン・カンファレンスではフィラデルフィア・セブンティシクサーズが8勝1敗、ウェスタン・カンファレンスではデンバー・ナゲッツとダラス・マーベリックスがそれぞれ8勝2敗で首位に立っている。
そうしたなか、今シーズン開幕前にNBAチームと契約を結べなかったFA(フリーエージェント)のジョン・ウォールは、現在オーストラリアに滞在中。自身が一部所有するオーストラリアのサウスイースト・メルボルン・フェニックスの練習を見つつ、ワークアウトをこなしている。
現地時間11月10日に『BASKET NEWS』へ公開された記事のなかで、33歳の元オールスターガードはこう口にしていた。
「僕はゲームを愛している。今でも朝6時に起きてワークアウトをしているんだ。僕は(NBAへ)戻ることに専念しているし、近いうちに何かが起こると思っている。自分としては、今もなお身を削って努力していくことが大好きなんだ。
1時間や1時間半のワークアウトであろうと関係ない。僕はゲームを愛している。(NBAでプレーしたいという)渇望と願望がある限り、僕は自分の夢を追いかけていく。今はただ辛抱強く待って、プレーできる状態を保ち、声がかかればいつでも準備できるようにしていく」
NBAキャリア11年を誇るウォールは、ワシントン・ウィザーズ時代にオールスターへ5度、オールNBAチームにも選出された実績を持つポイントガード。アキレス腱断裂などの大ケガを乗り越え、チーム構想から外れてシーズン全休も経験し、昨シーズンにコートへ復帰。
その昨シーズンはロサンゼルス・クリッパーズで34試合に出場し、平均22.2分11.4得点2.7リバウンド5.2アシストを残したものの、今年2月に成立した3チーム間トレードで古巣ヒューストン・ロケッツへ移籍した。
だがその数日後にウェイブ(保有権の放棄)されてからというもの、NBAでプレーできていない。オーストラリアのプロバスケットボールリーグNBLでプレーする可能性もあるとはいえ、ウォールにとって今フォーカスしているのはNBAに戻ることだという。
NBAのシーズンは長丁場のため、今後もケガなどで主力が離脱するチームも出てくるだろう。そうした状況でウォールに声がかかり、キャリア12年目を迎えることができるか注目していきたい。
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