2024.01.26

ダンカン・ロビンソン、3x3でのパリ五輪出場に意欲…「自分の国を代表してプレーしたい」

3x3のアメリカ代表としてパリ五輪出場に意欲を示しているヒートのロビンソン [写真] = Getty Images
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 1月24日(現地時間23日、日付は以下同)、USAバスケットボールは2024年パリオリンピックの代表候補41名を発表した。すでにそうそうたる顔ぶれが並ぶが、ここからさらに12名に絞られ、アメリカ代表が決まることとなる。

 マイアミ・ヒートダンカン・ロビンソンも候補入りを果たしているが、彼は5人制ではなく3人制バスケにあたる「3x3」での出場に意欲を示している模様。現地メディア『AP』によれば、ロビンソンは3x3の出場に関して、すでに数カ月前からUSAバスケットボールと話し合いを進めているという。APのインタビューに対して、ロビンソンは次のようにコメントしている。

「間違いなくチャンスがあると思っていて、その実現に向けて取り組んでいるところです。僕の希望であり目標は、(5人制か3x3の)いずれかのチームで、何らかの形でパリに行くことです。自分の国を代表してプレーできる機会を味わってみたいと思っています」

 ロビンソンは候補の41名には入っているが、オールスターやMVP級の選手が並ぶ中で、今後発表される12名の中に残ることができるかは不透明である。一方で、3x3のアメリカ代表になることも簡単ではなく、アメリカ国内の3x3公式大会に出場して個人ランキング上位に入らなければならない。現時点で公式大会の出場歴がないロビンソンにはこれからアクションが必要になるが、ロビンソンは3x3の大会を何度か視察した上で勝機を見出しているようだ。

3x3はフィジカル勝負であり、ペースも速い。そういった試合のコンディションが僕に向いていると思います」

 ストリートバスケに端を発する3x3は屋外で行われることが多く、雨や風でコンディションが悪化することも少なくないため、高確率のアウトサイドシュートは3x3において力強い武器となる。2021年の東京オリンピックでは、現在NCAAで大活躍している富永啓生が、ロビンソンと同じく3ポイントの名手として3x3に出場したことも記憶に新しい。ロビンソンは、昨年12月にNBA史上最速となる305試合で3ポイント成功数通算900本を達成しており、アウトサイドシューターとして3x3の環境でも役割を果たすことに自信をもっている。

「候補のリストに名前が載ったことは本当に光栄なことです。でも結局それはただのリストでしかなくて、本当の名誉は実際に自分の国を代表することにあります。間違いなく、その栄誉に向かうための一歩を踏むことはできました」

 オリンピック出場に並々ならぬ思いを抱いているロビンソンの今後の動きに注目が集まる。