2024.01.19

「みんな彼のことを忘れてないか?」カーメロが選ぶ同世代最高のシューティングガード

2000-2010年代のNBAを代表するスーパースターが、同世代最高のシューティングガードを称えた [写真] = Getty Images
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 1月15日(現地時間14日、日付は以下同)に殿堂入り記念セレモニーが行われ、マイアミ・ヒートのホームアリーナに自身の銅像が設置されることとなったレジェンド、ドウェイン・ウェイド。マイアミ・ヒートの選手として銅像が建てられることになったのはウェイドが初めてとなる。この偉業について、2008年の北京オリンピックでアメリカ代表として共に金メダル獲得に貢献したカーメロ・アンソニーは、18日に公開された自身のポッドキャスト『7PM in Brooklyn』でコメントし、ウェイドの功績を称えた。

「NBA最高の選手は誰だ、ってよく議論されるけど、みんなウェイドのことを忘れてないか?ウェイドがどれだけヤバかったか、みんなちゃんとわかってないと思う。彼はショットクリエーションの能力が抜きん出て最高だった。あのサイズであれほど高いシュートスキルを持っているガードなんて見たことなかった。ピークの時に関して言えば、おそらく、彼は同世代のNBA選手の中で2本の指に入るシューティングガードだった」

 カーメロが”最高”とは言わず”2本の指に入る”と付け足し、”おそらく”や”同世代の”という断りまで入れたのは、同じポジションにコービー・ブライアントマイケル・ジョーダンといったレジェンドが並んでいるからだろう。カーメロはその点についても触れた。

「同じシューティングガードだから、みんなコービーとウェイドを比較したがる。でも俺にとっては、全然タイプが違った。ウェイドはどんなプレーをしだすかわからない凄みがあるんだ。AI(アレン・アイバーソン)やコービーも同じことを言っていたよ」

 共にヒートで連覇を成し遂げたレブロン・ジェームズとの相性の良さから、2人が「バットマン&ロビン」と呼ばれていたことを引き合いに出したカーメロは、「ウェイドは(バットマンの相棒であり脇役の)ロビンじゃ済まないよ。あれはバットマンとスーパーマンだった」と独特の言い回しでウェイドに敬意を表した。そして「ウェイドの銅像を建てることを決めたヒートにも感謝する。マイアミの暑さで溶けないといいけどね(笑)」と冗談交じりに今回の発表を祝福した。

 このポッドキャストが公開されると、X(旧Twitter)上でウェイド本人が反応し、インターネットミームの画像を用いて「彼は嘘をついていない」とコメントしている。レブロンと同じ2003年ドラフト組の同期として同じ年にNBAデビューを飾り、2000年代および2010年代のNBAの顔となり続けたカーメロとウェイド。引退後も、互いに友好関係と尊敬の念を維持しているようだ。

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