2025.03.24

ホルムグレン、サンダー名物の”グループインタビュー”を語る…「本当に特別なこと」

オクラホマシティ・サンダーの名物"グループインタビュー" [写真] = Getty Images
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 オクラホマシティ・サンダーは23日終了時点でリーグトップとなる勝率82.9パーセント(58勝12敗)を誇り、ウェスタン・カンファレンス首位を独走している。好調なチームを支えるのは平均年齢24.2歳という若さからなるエネルギー溢れるプレーに加え、その団結の強さも大いに関係しているだろう。

 チームの団結力を示す例として、昨今のサンダーを象徴している試合後の”グループインタビュー”が挙げられる。NBAでは、試合で活躍した選手にインタビュアーが駆け寄り試合直後にコート上でインタビューを行うことが多くあるが、サンダーではインタビューを受ける選手の周りに複数人が集まり、時にはチームの選手全員が集うことが名物となっている。

 チェット・ホルムグレンは現地メディア『ClutchPoints』のインタビューに応じ、この“グループインタビュー”の起源について語った。

「特定の誰かが始めた、というようなことではないと思う。僕が覚えているのは(2022年に)初めてのサマーリーグの試合を終えた後、試合後のインタビューに出るよう促されたのを受けて、ジョシュ(・ギディー/現シカゴ・ブルズ)を連れて“彼と一緒なら出るよ”と言ったんだ。その直後かしばらく経ってからか、具体的にいつかはわからないんだけど、3人でインタビューに受けるようなことがあった。そして、次の試合でそれが5人になったんだ」

 3月20日(現地時間19日)のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦では、勝利後のインタビューにチーム全員が集った。ホルムグレンはその光景を「本当に特別なこと」と振り返り、次のように続けた。

「何か伝えたいことがある、とかそういう意図はないんだ。純粋に、僕たちはお互いのためにそこに集まっている。毎晩同じ選手がインタビューを受けるわけではないから、僕たちは(全員が集まることで)一致団結していることを示しているんだ」

 2008年に前身のシアトル・スーパーソニックスから本拠地移転によってオクラホマシティに誕生したサンダー。ケビン・デュラント(現フェニックス・サンズ)、ラッセル・ウェストブルック(現デンバー・ナゲッツ)、ジェームズ・ハーデン(現ロサンゼルス・クリッパーズ)を擁した2011-12シーズンはNBAファイナルまで駒を進めたものの、移転以降未だにリーグ優勝は達成できていない。

 既にプレーオフ出場を決めているサンダーだが、プレーオフで勝ち進んだ末に移転後初となる優勝を果たし、歓喜の“グループインタビュー”を見せることができるか。若さ溢れる強豪に期待が集まる。

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