2025.04.30

エース同士の一対一で閉幕…ペイサーズが劇的レイアップを成功、バックス撃破しPO2回戦へ

エースのハリバートン(中央)が勝負強さを発揮[写真] = Getty Images
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 4月30日(現地時間29日)、ゲインブリッジ・フィールドハウスで「NBAプレーオフ2025」イースタン・カンファレンス1回戦が開催。第4シードのインディアナ・ペイサーズが第5シードのミルウォーキー・バックスと激突した。

 3勝1敗でバックスを追い詰め、ホームでの第5戦を迎えたペイサーズ。開始早々から0-13のランを許す展開となり、13-30の17点ビハインドで最初の12分間は終了する。第2クォーターでは調子を取り戻し、司令塔のタイリース・ハリバートンがアシストを配給すると、アーロン・ニスミスらがテンポ良く得点。41-47の6点差まで詰め寄って試合を折り返した。

 続く第3クォーター、ペイサーズはベテランガードのTJ・マッコネルが要所でジャンパーやレイアップを沈め、75-75と追いついて第4クォーターへ。試合時間残り2分を切ると、バックスに3ポイントシュートなどで点差を広げられたペイサーズだったが、ハリバートンの連続スコアで同点に。バックスのラストオフェンスも守り切り、試合は延長戦に突入する。

 オーバータイムでもバックスの3ポイント攻勢に苦しんだペイサーズは、残り40秒で7点ビハインドに追い込まれる。しかし、アンドリュー・ネムハードの3点弾やハリーバートンの“3点プレー”で猛追し、バックスのターンオーバーも誘発。最後はハリバートンがヤニス・アデトクンボとの一対一を制して逆転し、最終スコア119-118でペイサーズが大接戦を制した。

 劇的な勝利を飾ったペイサーズは、ハリバートンが26得点5リバウンド9アシスト3スティール3ブロック、マイルズ・ターナーが21得点9リバウンド、ニスミスが19得点12リバウンドをマーク。ベンチ出場のマッコネルも18得点3リバウンド3アシストを挙げ、2回戦に向けて弾みのつく勝利を手にした。

 プレーオフ敗退となったバックスは、アデトクンボが30得点20リバウンド13アシスト、ギャリー・トレントJr.が33得点5リバウンド5スティール、ボビー・ポーティスが14得点10リバウンド。デイミアン・リラードがアキレス腱断裂に見舞われたなか、敵地でペイサーズを追い込んだものの、試合終盤の致命的な連続ミスが響く結果となった。

 4勝1敗でシリーズを制したペイサーズは、カンファレンス・セミファイナルでイースト1位のクリーブランド・キャバリアーズと対戦する。レギュラーシーズンでは3勝1敗と勝ち越している相手にはなるが、こちらも一切の油断を許さないシーズンになるだろう。

■試合結果
インディアナ・ペイサーズ 119-118 ミルウォーキー・バックス
IND|13|28|34|28|16|=119
MIL|30|17|28|28|15|=118

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