2025.04.30

スパーズのステフォン・キャッスルが新人王受賞…「最高の自信をもってプレーしてきた」

1年目ながら先発でも活躍していたキャッスル[写真] = Getty Images
バスケ情報専門サイト

 4月30日(現地時間29日)、NBAは2024-25シーズンのルーキー・オブ・ザ・イヤー(最優秀新人賞)に、サンアントニオ・スパーズステフォン・キャッスルが選出されたことを発表した。

 コネチカット大学出身で現在20歳の同選手は、198センチ98キロのガード。昨年のドラフトでスパーズから全体4位指名を受け、1試合平均14.7得点3.7リバウンド4.1アシストのスタッツで1年目を終えた。新人ながら先発として活躍する機会も多く、81試合中47試合でスターターに抜てきされた。

 攻防両面で優れた身体能力を発揮し、豪快なダンクでハイライトも製造していたキャッスル。スパーズは昨年度にビクター・ウェンバンヤマが新人王を受賞しており、2シーズン連続で同チームの選手が新人賞を受賞するのは、過去50年間でミネソタ・ティンバーウルブズ(2015年:アンドリュー・ウィギンズ、2016年:カール・アンソニー・タウンズ)に続く2度目となった。

 今回の受賞について、キャッスルは「選手として、いつだって最高の自信をもってプレーしてきた」と『ESPN』にコメント。「これまでやってきたことを考えれば、いずれこの場所に来ることは間違いないと思っていた。この結果をつかめたのは、まさに自信のおかげだったよ」と、その胸中を明かしている。

 1年先に新人王を受賞したウェンバンヤマは「ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞するチャンスは一度しかない」と語りつつ、「だからこそ、大きな節目になるだろう。リーグに適応し、成長を遂げたステフが本当に誇らしい」と、後輩に祝福の言葉を贈った。

 スパーズはプレーオフを逃したものの、昨シーズンから12勝を上乗せし、古豪復活に向けた準備を着々と整えている。「競技人生において、これが初めての本格的なオフシーズンになる。ゲームメークやシュートなどに取り組み、ハンドリングをさらにシャープにしたい」とキャッスルは語っており、来シーズンにはさらに一皮むけたプレーが期待される。

ステフォン・キャッスルの関連記事

NBAの関連記事