2025.05.26

ウルブズの守備巧者マクダニエルズをエースが称賛「僕らの守備は彼から始まっていく」

ストッパー役をこなすマクダニエルズ[写真]=Getty Images
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 オクラホマシティ・サンダーとミネソタ・ティンバーウルブズによる「NBAプレーオフ2025」ウェスタン・カンファレンス・ファイナルは、0勝2敗のウルブズが5月25日(現地時間24日、日付は以下同)にホームのターゲット・センターで迎えた第3戦に143-101で圧勝し、シリーズ初勝利を手にした。

 この日ウルブズではアンソニー・エドワーズがダブルチームにも対処し、複数のディフェンダーを引き連れながらも積極的に加点してゲームハイの30得点9リバウンドに6アシスト2スティール、ジュリアス・ランドルが24得点4リバウンド3アシストと得点源が仕事を遂行。

 さらに新人テレンス・シャノンJr.が15得点、ニキール・アレクサンダー・ウォーカーが12得点、レナード・ミラーが11得点、ジェイデン・マクダニエルズが10得点6リバウンド4アシスト、ナズ・リードが10得点8リバウンドを残した。

 サンダーがリードしたのはアイザイア・ハーテンシュタインが4得点を先制した序盤のみで、最大45点差もつけられる大敗。143失点はレギュラーシーズンも含めて今シーズン最多だった。

 今シーズンのMVPで、シリーズ最初の2戦でいずれも31得点以上を奪っていたシェイ・ギルジャス・アレクサンダーはフィールドゴール成功率30.8パーセント(4/13)の計14得点に6アシストと不発。こちらもレギュラーシーズンを含めて今シーズンワーストの得点に抑え込まれることに。

 第3戦でギルジャス・アレクサンダーと最も多い約30回のポゼッションをガードしたマクダニエルズは、3アシストこそ許すも6得点に抑えて2ターンオーバーを誘発し、守備巧者ぶりを存分に発揮。

 206センチ83キロのフォワードは、昨シーズンにオールディフェンシブセカンドチーム入りを果たすも、今シーズンは100名の投票者から2位票10の10ポイントしか得られずに落選していた。

 そんなマクダニエルズについて、エドワーズはそのディフェンス力を称える言葉を発していた。

「僕らのディフェンスは彼から始まっていくんだ。彼はオールディフェンシブチーム入りできなかった。投票権を持つ人たちはひどいね。彼は今夜もまたオールディフェンシブチーム入りすべき活躍を見せたんだけどね」

 両チームによるシリーズは、27日に第4戦がターゲット・センターで行われる。サンダーの逆襲が予想されるなか、ウルブズが連勝して2勝2敗の五分にすることができるか注目していきたい。

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