2025.06.25
今年も多くの新星がリーグ入りを果たす「NBAドラフト2025」。6月26日(現地25日)の1巡目、同27日の2巡目の指名が目前に迫るなか、上位指名が有力視されているエース・ベイリー(ラトガース大学)が“通例”とは異なる振る舞いで注目を集めている。
通常、ドラフト候補生は球団とワークアウトを行い、互いの感触を確かめる機会を設けている。実際に、今年のドラフトで全体1位指名が予想されているクーパー・フラッグはダラス・マーベリックスと、2位指名が濃厚なディラン・ハーパーはサンアントニオ・スパーズとのワークアウトに参加した。
しかし、ベイリーはこれまでにどの球団ともワークアウトを行わず、全体3位で自身を指名する可能性の高いフィラデルフィア・セブンティシクサーズとの練習もキャンセル。その目的は依然として不透明だが、現地6月24日に行われたメディアからの取材に対し、「今、この立場にいられることに感謝している。1日1日を大切にして、バスケットボールに集中している」とコメントした。現地メディア『ESPN』が伝えている。
『ESPN』によると、ベイリーはワークアウトに関するほぼすべての質問を意図的に避けた模様。NBAチームや現役選手たちに疑問を抱かせる状況が続くなか、ワークアウトを拒否されたシクサーズの主力フォワードであるポール・ジョージが口を開いた。
ジョージは自身のポッドキャスト『Podcast P with Paul George』において、「(シクサーズは)彼とワークアウトするつもりだったのに、当日にキャンセルとなったから大騒ぎだったよ。彼はどのチームともワークアウトしていないけど、そんな要求をする立場ではないよ。まずリーグに入ること。間違いなく、彼を取り巻く人たちの問題だ」と、ベイリーに対し厳しい言葉を残している。
エージェントからの仕込みもあるのか、ワークアウト未実施のままドラフト当日を迎えることになったベイリー。彼を迎えるのは、一体どの球団になるだろうか。
2025.06.25
2025.06.25
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