2024.08.02
7月27日から8月10日にかけて開催される「パリ2024オリンピック競技大会」。4年に一度の世界一決定戦を前に、バスケットボールキングでは今大会注目の男子ナショナルチームをピックアップした。今回紹介するのは、FIBAランキング12位(7月26日時点)で日本と同じグループBに所属するブラジル代表だ。
文=小永吉陽子

メインデルを筆頭に怒涛の3ポイント攻勢でOQTを突破 [写真]=fiba.basketball
OQTでのブラジルはカメルーンに1敗を喫したものの、モンテネグロとフィリピンに勝利して決勝に進出。ホスト国であるラトビアとの決勝では、出足から3ポイント攻勢を展開し、第1クォーターで34-11と圧倒。最後まで崩れることなく94-69という大差で勝利した。昨年のワールドカップで5位に浮上したラトビアをアウェーの地で破った勢いは凄まじかった。
チームスタイルは身体能力とフィジカルの強さを生かし、トランシジョンの速さで勝負するチーム。OQTの決勝で披露したように、3ポイント攻勢(13/24本、54.2%)で畳みかける爆発力もある。東京五輪では世代交代中のために出場を逃しているが、昨年のワールドカップでは若手が成長して13位に浮上。そのワールドカップではラトビアに20点差で敗れているが、OQTでは逆に25点差をつけて勝利したことで自信をつけている。チームの完成度に粗さはあるものの、ダークホース的存在といえるだろう。

仙台加入が発表されたフェリーシオ [写真]=fiba.basketball
懸念材料はポイントガードに負傷が続いていることか。経験豊富なラウル・ネトはOQTでは初戦以外はプレーせず、178センチと小柄ながら成長著しいヤゴ・サントスもOQTのファイナルで負傷して出場時間は短かった。そんな中でポイントガード陣を支えるのは、大会最年長の41歳、マルセリーニョ・ウェルタスだ。
OQT後はどこの国とも強化試合を行わずにフランス入りしたという情報が入っている。OQTでの勢いは凄まじかったが、オリンピックに向けてもう一度、ピークを作れるかカギを握るだろう。
#2 ヤゴ・サントス(PG/178センチ/ツルヴェナ・ズヴェズダ)
#6 クリスティアーノ・フェリーシオ(C/206センチ/仙台89ERS)
#7 ジジ・ロウザダ(SG/196センチ/FA)
#8 ヴィトール・ベニテ(SG/194センチ/FA)
#9 マルセリーニョ・ウェルタス(PG/190センチ/テネリフェ)
#11 ギー・サントス(SG/197センチ/ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
#14 レオナルド・メインデル(SF/201センチ/アルバルク東京)
#23 ラウル・ネト(PG/185センチ/FA)
#32 ジョルジーニョ・デ・パウラ(G/197センチ/フランカ)
#45 ジョアン・カルドゾ(F/198センチ/FA)
#51 ブルーノ・カボクロ(PF/206センチ/パルチザン・ベオグラード)
#99 ルーカス・ディアス(PF/207センチ/フランカ)
HC アレクサンダー・ペトロビッチ
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