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8月20日、有明アリーナで「バスケットボール男子国際試合 2023 東京大会」が行われ、フランス代表(FIBAランキング5位)がオーストラリア代表(同3位)と対戦した。
フランスはニコラ・バトゥーム(ロサンゼルス・クリッパーズ)、エバン・フォーニエ(ニューヨーク・ニックス)、グーション・ヤブセレ、ナンド・デ・コロ、ルディ・ゴベア(ミネソタ・ティンバーウルブズ)が先発すると、オーストラリアはジョシュ・ギディー(オクラホマシティ・サンダー)、パティ・ミルズ(アトランタ・ホークス)、ジョシュ・グリーン(ダラス・マーベリックス)、ニック・ケイ(島根スサノオマジック)、デュオプ・リースがスターターを務めた。
強豪国同士の対戦はフォーニエの3ポイントでフランスが先制。オーストラリアも負けじとグリーンが3ポイントを決め返すが、フォーニエが立て続けに長距離砲を沈める。さらに、フランスはフォーニエのバスケットカウントやゴベアのダンクなどでリードを2ケタに拡大。一方のオーストラリアはマティス・サイブル(ポートランド・トレイルブレイザーズ)がディフェンスで存在感を示すと、ダンテ・エクサム(マーベリックス)らの得点で点差を詰めるが、27-19とフランスのリードで第1クォーターを終えた。
続く第2クォーター、オーストラリアはジャック・ホワイト(サンダー)が3ポイントを沈めると、ギディーのアシストからケイがレイアップを決めて3点差に詰め寄る。フランスがイサイア・コルディニエの3ポイントを中心に点差を広げると、オーストラリアはギディーのレイアップやジョー・イングルス(オーランド・マジック)の長距離砲で応戦し、一進一退の攻防が続く。互いに守り合いとなった10分間を終え、39-31とフランスがリードを保って試合を折り返した。
後半はフランスの華麗なパスワークからゴベアのダンクでスタート。対するオーストラリアはギディーが得点力を発揮すると、サイブルはスティールを連発して得点につなげる。それでも、フランスは好調のフォーニエを中心になんとかリードを保つ。ミルズの3ポイントやエクサムのダンクで点差を詰め、終盤に一時同点としたオーストラリアだったが、最後は58-56とフランスがリードを奪った。
勝負の第4クォーターでもなかなか逆転できないオーストラリアだが、サイブルのプットバックダンクや、リースがゴベアの上からボスハンドダンクを叩き込むなど、要所で日本のファンを盛り上げる。さらに、終盤にエクサムの3ポイントで1点差としたオーストラリアは、ギディーが技ありパスでケイの逆転弾を演出。
フランスはゴベアのポストプレーで再逆転に成功するが、このプレーでケイに接触したゴベアがアンスポーツマンライクファウルを取られ、フリースローで同点とされる。さらにボールポゼッションを持つオーストラリアは、残り35秒にミルズがタフな勝ち越しジャンプショットをヒット。その後はフリースローで点差を保ったオーストラリアが78-74で見事な逆転勝利を飾った。
ワールドカップ本大会で日本と対戦するオーストラリアは、ギディーが12得点6リバウンド5アシスト3スティール、ケイが12得点5リバウンド、ミルズとエクサムとリースが11得点、サイブルが6得点6スティールを挙げた。
一方のフランスは、フォーニエが29得点3リバウンド3アシスト3スティール、コルディニエが12得点、ヤブセレが10得点7リバウンド4アシスト3スティール2ブロック、ゴベアが9得点8リバウンド2ブロックとそれぞれ活躍した。
■SoftBank CUP 2023 東京大会
<8月20日 有明アリーナ>
フランス 74-78 オーストラリア
FRA|27|12|19|16|=74
AUS|19|12|25|22|=78