2025.09.14

トルコとのユーロバスケ決勝に臨むシュルーダー「銀メダルのためにやって来たんじゃない」

ドイツが決勝戦でトルコと対決する[写真]=fiba.basketball
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 日本時間9月15日の3時から開催される「FIBAユーロバスケット2025」の決勝戦は、グループフェーズから準決勝まで8戦無敗を誇るトルコ代表ドイツ代表による“全勝チーム同士”のカードとなった。

 ファイナルの対戦カードが全勝同士になるのは2003年以来初。この年はリトアニア代表がスペイン代表を下して金メダルを獲得した。トルコは2001年大会以来、24年ぶり2度目の大舞台で、勝てば初の優勝となる。一方のドイツは2005年以来、20年ぶりの決勝戦で、1993年以来32年ぶりの金メダル獲得がかかっている。

 平均得点ではドイツが大会トップの101.4で、トルコが91.1で同3位。平均アシストはトルコが大会2位の23.0本、ドイツが5位の21.4本を記録。ドイツは平均40.1リバウンドで2位タイ、平均8.8スティールで2位、平均4.0ブロックも2位にランクイン。

 また、フィールドゴール成功率ではトルコがトップの52.4パーセント、ドイツが2位の51.5パーセントを誇り、3ポイントシュート成功率でもトルコが44.7パーセント、ドイツが39.0パーセントとトップ2に入っている。

 トルコはアルペレン・シェングン(ヒューストン・ロケッツ)の平均20.8得点11.0リバウンド7.0アシスト1.1スティールを筆頭に、計4選手が平均2ケタ得点を記録。

 対するドイツはフランツ・ワグナー(オーランド・マジック)が平均21.1得点5.6リバウンド3.6アシスト1.3スティール、デニス・シュルーダーサクラメント・キングス)が同20.9得点3.5リバウンド6.6アシストを残し、その他にも5選手が平均8.0得点超え。

 2023年の「FIBAワールドカップ」でドイツを優勝へ導き、大会MVPに輝いたシュルーダーは「僕らは銀メダルのためにやって来たんじゃない。(ドイツは)すでに銀メダルを持っている。けど僕らがここにいる理由じゃない。金メダルを勝ち獲るためにいる。それがゴールだ」と意気込む。

 なお、2022年のユーロバスケットは延長戦を9回記録していたのだが、2025年は準決勝を終えた時点で皆無。トルコとドイツによる“頂上決戦”は激戦が予想されるだけに、今大会初の延長にもつれ込むことになるかもしれない。

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