2017.06.11
東地区首位を争う2チームを相手にいずれも1勝1敗。それも、敗れた初戦からしっかり修正し、2戦目で接戦を勝ちきるという内容からは、京都ハンナリーズの底力がうかがい知れる。
2戦目の勝利に貢献したのは、3ポイント7本を含む29得点の岡田優介と、最終盤に同点3ポイントを決めるなど21得点8リバウンドのローレンス・ヒル。そして、18点ビハインドの第4クォーターで栃木ブレックスを7点に抑えこんだチームディフェンスが最大の勝因だ。2戦計22得点26リバウンド9スティールを挙げたマーカス・ダブの働きも見逃してはならない。
田辺中央体育館に迎える相手はレバンガ北海道。アルバルク東京とのアウェー戦は、初戦は第3クォーターまで同点と粘ったが、ミスの多さが響いた。翌日は西川貴之の33得点の活躍で88点のハイスコアを挙げながらも、あと2点届かず。勝利数で秋田ノーザンハピネッツと並ぶ状況は変わっていない。
今回の注目は“二刀流”対決。公認会計士の資格を持つ岡田と、北海道のオーナー兼選手の折茂武彦は、日本を代表するスコアラーという共通点もある。“二刀流”のマッチアップを見ることができる、またとない機会だ。
文=吉川哲彦
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