2017.02.03

北海道は守備、SR渋谷は攻撃、相反する課題を抱える両チームが函館で激突

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 各地区最下位チームとの対戦が続いた1月は3勝2敗と、1つの勝ち越しにとどまったレバンガ北海道。翌週に控えた札幌での日本代表強化試合には西川貴之がメンバーに選ばれ、地元チームとして景気づけをしたいところ。今季唯一の函館開催で道内を盛りあげることができるか。

 前節は富山グラウジーズと1勝1敗。初戦は両チーム90点台とハイスコアゲームで、多嶋朝飛の20得点を筆頭に5人が2ケタ得点をマークした。しかし翌日は、第1戦で11本決めた3ポイントが2本しか決まらず、ディフェンスでもファウルが33個とかさみ、フリースローだけで29得点を与えている。2戦合計180失点と、課題は明確だ。

 対戦相手のサンロッカーズ渋谷は、ロバート・サクレ加入後1勝4敗と負けが込んでいる。これまではサイズの不利をアウトサイドシュートで補ってきたが、サクレが入ったことでインサイドを起点にするシステムに変更。栃木ブレックス戦は2戦とも4点差、特に第2戦は再延長に及ぶ激戦だったが、40分間の得点は両日60点台と、新しいオフェンスはまだ構築中だ。

 北海道はディフェンス、SR渋谷はオフェンス。機能させた方が勝利に近づくことになる。

文=吉川哲彦

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