2017.02.16

仙台は新戦力マンガーノのオフェンス力、滋賀は長谷川ら日本人選手の奮起がカギ

 日本代表の強化試合が行われたバイウィークを挟み、B1リーグはここからプレーオフや残留争いへ向けて、今まで以上に一戦一戦の重みが増す戦いに入っていく。

 仙台89ERSは5連敗中。前節は三遠ネオフェニックスを2戦とも73点に抑えるなどディフェンスでは一定の成果を残したが、得点が60点台に終わってしまった。合計アシストが1戦目は4、2戦目は3と極端に少なく、外国籍選手2人の1on1に頼る形になった。

 そこで期待したいのが、バイウィーク中に獲得したグレッグ・マンガーノ。208センチのサイズを持ちながら、アウトサイドのシュートタッチも良い。相手の警戒を分散させるだけの得点力を披露できれば、チームのパスの回りも良くなり、日本人選手の得点機会も増えるはずだ。

 対する滋賀レイクスターズは、前節にようやく連敗を11で止めた。初戦は長谷川智伸並里成狩野祐介と日本人3人が2ケタ得点。翌日その3人がいずれも6得点に終わったことを考えると、やはり重要なのは日本人選手の得点力だ。

 現在の5連敗だけでなく、ホームでの12連敗も止めたい仙台。一方の滋賀は、今節連勝すればリーグ全体の最下位を脱する。互いの意地がぶつかる戦いだ。

文=吉川哲彦

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