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2018.06.13
栃木ブレックスの東地区優勝マジックが「1」まで減った。前節は2戦とも秋田ノーザンハピネッツの粘りに手を焼きながらも、しっかりと勝ちきった。2ケタ得点が2戦で計11人に上った中でも、最もインパクトを残したのは遠藤祐亮。1戦目で15得点、2戦目で16得点をマークし、2戦目では3スティールも記録するなど攻守両面で躍動した。3ポイントは2戦で6本中5本を沈めた。
対する千葉ジェッツは、仙台89ERSを圧倒して勢いづいている。西村文男が2戦合計30得点を挙げるなど、持ち前のオフェンス力がエンジン全開だ。ディフェンスでも相手をねじ伏せ、特に1戦目は前半の失点を1ケタに抑え、第3クォーター終了時点でもわずか30失点。また、2戦とも主力組を普段より長めに休ませ、疲労の蓄積を抑えることもできた。
栃木は、当然今節ですんなりと地区優勝を決めたいところ。しかし、地区2位に上がってチャンピオンシップをホームで戦いたい千葉としても、CSへ弾みをつける意味でも勝利が必要。前節のように主力組と控え組が与えられた出場時間で役割を果たせば、目の前での地区優勝決定を阻むことも可能だ。
文=吉川哲彦
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