2017.05.05

北海道が地区2位を目指す千葉に挑む、前節のオフェンス力を継続できるか

 単独チームの興行としてはリーグ最多となる7327人が見守る中、千葉ジェッツが東地区2位浮上へ前進した。2月にも3点差の辛勝と苦しんだ秋田ノーザンハピネッツとの一戦は、今回も相手に粘られ、最後まで手に汗を握る展開。チームを救ったのは26得点の富樫勇樹だ。ヒルトン・アームストロングタイラー・ストーンも続き、クロスゲームを勝ちきった。敗れたアルバルク東京と勝率で並び、最終節の勝ち数でA東京を上回れば、チャンピオンシップクォーターファイナルをホームの船橋アリーナで開催できる。

 千葉が最後に乗り越えなければならない相手はレバンガ北海道仙台89ERS戦ではディフェンスの隙を逃さないパス回しが冴え、松島良豪の9アシストを筆頭にチーム全体で27アシストを記録。フリースローも18本中1本しか外さず、2ケタ得点7人というリーグ新記録を樹立した。今季最後の試合をホームで迎えるということもあり、千葉にとっては厄介な相手だ。

 A東京が最低でも1つ負けなければならないだけに、千葉は連勝を目指すしかない。オフェンス力の高い北海道と打撃戦に持ちこむのはリスクが高く、重要になるのはやはり大野篤史ヘッドコーチが強調する“ディフェンスマインド”だ。

文=吉川哲彦

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