2017.11.02

大阪エヴェッサ、ターンオーバーを減らして相手の隙につけ入ることができるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 西地区最下位脱出を狙った大阪エヴェッサにとって、第6節の西宮ストークス戦は悔しさの残る結果となった。1戦目は3ポイントが確率よく決まり、今季初めて2ケタ得点を挙げた木下博之と藤高宗一郎の活躍もあって勝利。しかし2戦目は第4クォーターに11得点しか挙げられず、西宮に逆転された。この2戦はアシストが両日20個を超えた一方で、ターンオーバーも計37個と多かったのがもったいない。前節に続いてホームで戦える今節は、その課題を克服しなければならない。

 ただし、その相手は中地区首位のシーホース三河という強敵だ。名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦はいずれも100点ゲームを演じ、ここまで11試合のうち80点を下回ったのは2試合のみと、オフェンス力が際立っている。開幕2戦目からの連勝は「10」に達し、早くも独走態勢に入りつつある。

 とはいえ、三河はここ3試合の平均失点が約90点に上っており、ディフェンスに関しては決して盤石ではない。大阪はターンオーバーを減らし、より多くのシュートチャンスを作ることができれば勝機が出てくるだろう。開幕から9試合で10個だったターンオーバーが前節だけで計9個を数えた合田怜は、キーマンの一人と言っていい。

文=吉川哲彦

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