2017.12.02

今季最初で最後の顔合わせ、激しいせめぎ合いを予期

 名古屋ダイヤモンドドルフィンズは第9節終了時点で、1勝1敗の五分に終わった節が開幕節の1度しかない。前節の琉球ゴールデンキングス戦も、1戦目を3点差で落とすと、2戦目も敗戦。6勝9敗で並んで中地区2位の座を争っていた他3チームに後れを取る形となった。

 今季は敗れた試合もハイスコアが多かったが、琉球戦は1戦目で今季最少の64得点。2戦目はそれをさらに下回る59得点に終わっている。2戦とも笹山貴哉ジャスティン・バーレルが2ケタ得点を挙げたが、2人に続く選手が不在だった。

 対する京都ハンナリーズも、ここ4節は同一カード連勝と連敗を繰り返している。千葉ジェッツと戦った前節は、2戦とも序盤から主導権を握られて連敗。1戦目の3ポイントの確率の低さを2戦目は改善したが、千葉のオフェンスに対応しきれず失点も増えてしまった。

 今季はこの2戦のみの激突となるこの顔合わせ、昨季は同じ西地区で4勝4敗と互角に渡り合った。最近の傾向ではどちらも今節は連勝する番だが、激しいせめぎ合いになるだろう。ポイントは、名古屋Dが本来の得点力を取り戻せるかどうか。安藤周人ジェロウム・ティルマンのアウトサイドシュートでハイスコアゲームに持ちこみたい。

文=吉川哲彦

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