2018.05.04

レギュラーシーズン最終節、CSに向けて手応えをつかみたい両軍が激突

 前々節で「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」進出に王手をかけたものの、安藤周人ジャスティン・バーレルが負傷して暗雲が漂った名古屋ダイヤモンドドルフィンズ。迎えた前節のシーホース三河戦は2人とも無事スターターで出場できたが、笹山貴哉が欠場したこともあって劣勢を強いられ、第2クォーターに背負ったビハインドを跳ね返せず4点差で敗れた。しかしながら、新潟アルビレックスBBが敗れたことでチャンピオンシップの最後の1枠に滑りこんだ。

 栃木ブレックスは今季5戦全敗と苦手にしているアルバルク東京に挑んだが、58得点しか奪えずまたも敗戦。ディフェンスは70失点と決して悪くなかったが、オフェンスでは2ポイントの成功率が低く、得点を2ケタに乗せたのはジェフ・ギブス1人だけだった。ライアン・ロシターが3ポイントを5本すべて外すなどしてわずか6得点にとどまったのが痛かった。

 チャンピオンシップに向けて手応えをつかみ、ムードを高めたいレギュラーシーズン最終節。シード順位は名古屋Dが上だが、勝率では昨季王者でもある栃木が上回る。名古屋Dは、いかに挑戦者としての意識を持てるかが重要。オフェンスだけでなく、今季の課題であるディフェンスでも攻める姿勢で栃木に対抗しなければならない。

文=吉川哲彦

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